区部会とは
区部会は、協議会が各行政区において障がい者等の地域生活に係る支援がより適切に行われるように設置した部会で、区障がい者基幹相談支援センターを中心とし、区保健福祉センターや特別支援学校、療育機関等を委員としています。
主な活動は個別事例の検討、関係機関のネットワーク構築です。
区部会活動報告 令和5年度
- 【令和5年度 第6回中央区部会活動報告】 令和6年3月26日(火)
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今回は、子ども療育相談室の事例検討をしました。医療的ケアが必要な未就学児がいる家庭で、保護者の送迎が難しく、経済的にも厳しい状況であったため、通園先への送迎が課題であると考えました。区部会委員よりタクシーの助成やチョイソコふくおかのサービス等の意見をいただき、また、医療的ケア児対応の通園先が身近にないことや医療的ケアが必要な未就学児を対応できるヘルパー事業所が少ないことが残された課題としてあげられました。意見をまとめ、地域課題として挙げていきます。
- 【令和5年度 第6回南区部会活動報告】 令和6年3月22日(金)
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今年度南区部会では「行動障がいがあり、幼児期から学齢期に適切な意思の表出方法や余暇の獲得が難しく、利用できる社会資源が乏しい方」をテーマに1年かけて地域課題を整理し、解決に向けたアイデア出しを行いました。今回の区部会ではまとめた地域課題や解決策を確認しました。また、そのアイデアをもとに来年度の取組みについて検討しました。来年度は地域課題の解決に向けて今回の区部会で確認した取組みを進めていきます。
- 【令和5年度 第6回城南区部会活動報告】 令和6年3月19日(火)
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今回の城南区部会では、今年度の活動報告と次年度の活動計画案について協議しました。次年度の活動計画は、 1.地域課題の抽出においては、テーマを意識した事例の収集を行う 2.ネットワーク構築においては、課題解決のアイデア出しと取り組んだことの結果報告等を行う 3.相談支援のネットワーク構築においては、SSWと相談支援事業所の連携等の企画等を行う 4.緊急時対応の取り組みにおいては、エリアごとの取り組み状況を見ながら区内の短期入所事業所への緊急拠点事業所の登録勧奨を行う 以上4つの取組みを予定しています。 区部会委員より、虐待ケースを予防的視点や早期介入の視点から共有し、ネットワークで解決できそうなことを取り組んでみてはどうかと意見が出ました。いただいた意見をもとに、次年度の活動計画を再考し活動していきます。
- 【令和5年度 第3回中央区いろどりネット研修会】 令和6年3月5日(火)
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今回は、中央区健康課、福祉・介護保健課との意見交換会をしました。日々の支援の中で相談支援専門員が感じる疑問等について、健康課、福祉・介護保健課より回答して頂きました。「介護保険と障がい福祉サービス併用について」「モニタリングについて」等、ケースも交えながら、様々な情報交換が出来ました。来年度も相談支援に活かせる研修内容を企画していきます。
- 【令和5年度 第3回さわら障がい・子ども福祉ネット】 令和6年1月30日(火)
今回は障がい福祉事業所のネットワークである「さわら障がい福祉ネット」と障がい児に関わる事業所・関係機関のネットワークである「さわら子ども福祉ネット」を合同開催とし、事業所PRとお見合い型交流会を行いました。 学齢期を対象にした関係機関と成人期を対象にした関係機関が顔を合わせる機会は少ないため、それぞれの事業所の特徴を知り、区内の障がい福祉について情報交換する場になりました。
- 【令和5年度 第5回早良区部会 活動報告】 令和6年1月23日(火)
今回の早良区部会では「重度・最重度知的障がい、特性の強い発達障がい児者の地域生活」「行動障がいを予防するための支援」をテーマに今年度協議してきた内容の整理とまとめを行いました。 課題として、強度行動障がいに対応できる事業所・支援者が少なく、背景には支援技術や考え方を身に付ける機会が少なく実践に至りにくい、行動障がいの人を支援するための環境設定や人員体制を整えることが難しいことを再確認しました。 早良区では各関係機関・支援者が行動障がいがある人の生活や困りごとを知る機会を設け、関わるきっかけを作ることから始める必要があること、施策で協議が必要なことは事務局合同会議等で話題提供していくことを確認しました。 今年度協議した内容を次年度の活動に活かしながら、引き続き地域の体制整備に取り組みます。
- 【令和5年度第5回中央区部会活動報告】 令和6年1月23日(火)
今回は、中央区内の指定特定相談支援事業所の事例を検討しました。それぞれに精神面の不調がある母と小学生の子ども二人の世帯で、サービスを導入しても長続きせず、地域から孤立してしまう恐れがあるとのことでした。
区部会委員からは、その家庭と地域が繋がっていくために、ふれあいネットワークやこども食堂等の利用を勧めていくことや、民生児童委員等にも協力を得ながら、地域として見守っていく体制を作っていく必要があると意見がありました。
母と子どもたちが地域に支えられ、サービス等を利用することで心身共に健康的な生活を営めるよう支援していくことが出来ればと思います。- 【令和5年度 第5回東区相談支援部会】 令和6年1月18日(木)
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今回は、「子育て支援機関・事業と相談支援との連携について」をテーマとし、東区子育て支援課より、区子育て支援課の役割や児童虐待、福岡市が実施している子育て支援の取り組み等についてお話いただきました。 児童虐待や家庭が抱える課題の複雑化といった問題に対しては、予防的な視点を意識づけることやアウトリーチが必要であること、関係機関が連携体制を強化し各々の専門性を生かした役割分担を行うことで、個々のケースに適切な支援が実施できることを学びました。 その後、普段の支援の中で感じている障がい児支援、子育て支援等についてグループワークで意見交換しました。子育て支援に限らず、他職種との連携体制を強化しそれぞれの強みを生かすことで、障がい者等が住み慣れた地域で安心して暮らしていくことに繋がると考えます。 今後も相談支援部会の中で、他職種との連携をテーマにした内容を企画し開催していきます。
- 【令和5年度第5回東区部会活動報告】 令和6年1月16日(火)
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今回の東区部会では、前回に引き続き ①きょうだい児への支援、②精神状態の顕著な不安定さから本人が望む生活を送る事が困難となっている精神障がい者の支援について協議しました。 ①については、家族や支援者に対するアンケートを通して現状を把握し、障がい理解を深めるために学校への啓発活動を行うなど、区独自の子ども部会を創設し、障がい児の支援の課題について検討すること事を委員に提案しました。 この日も多くの意見を頂く事ができましたが、今後も区部会で協議していきます。②については医療に継続的に繋がらない、地域での受け皿がない、周囲の理解が得られ辛い、支援者や家族が疲弊してしまう等の課題の整理を行いました。これまで精神症状の影響が色濃く表れる方の事例について検討する事はありませんでしたが、この課題については事務局合同会議に報告し、他区の基幹センターの皆様と情報共有や協議を行います。
- 【令和5年度城南区部会活動報告】 令和6年1月16日(火)
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事例を通じて今年度検討した地域課題を振り返り、次年度以降の区部会の取り組みを話し合いました。障がい福祉サービスによる育児支援を導入する際に、誰のためのサービスか、
適正なサービス利用となっているか、本人の自立に向けてのサービスになっているかを区部会で検討してはどうかとの意見がありました。
また、世帯全体の支援が必要な場合は、こどもの支援者と障がい福祉の支援者両者の役割が分かるネットワーク、支援者間でチーム支援の大切さを共有できるネットワークなどを取り組んでみてはどうかと意見がありました。
今後、ネットワークの構築の計画とすり合わせし、区部会の取り組みに反映していきます。
- 【令和5年度 第4回早良区部会 活動報告】 令和5年11月28日(火)
今回の早良区部会では「行動障がいを予防する支援、行動障がい状態にある障がい児への支援」をテーマとし、事例を基に現状の整理を行いました。 幼少期~学齢期のライフステージが変わる際には関わる機関が変わることも多く、支援が途切れがちになることを共有しました。また、福祉と教育機関との間で他にも連携できることがあるのではないか、未就学児の時期には親子トレーニングなどの機会があるものの、学齢期以降には保護者のサポート・学習機会が少なくなるのではないかといった現状を確認しました。 次回の区部会ではこれまで協議してきた内容を整理し、現状と課題をまとめていきます。
- 【令和5年度 第4回中央区部会活動報告】 令和5年11月28日(火)
地域課題では、障がいのある人を地域の中で取りこぼさないための課題について検討しました。子どもの頃から他者との関わり合いの中ですれ違いを感じても、それが障がい特性とご本人もご家族も分からずに大人になり、生きづらさを感じる中でやっと支援機関に繋がるケースは多いように思います。
そのような方々が早い段階で相談できる場所があることを知ってもらうために、行政や支援機関が様々な情報や支援を地域に届けることが大事で、地域での相談会や、SNSの活用等、より身近な支援機関となるよう活動できればと思います。
また関係機関との情報共有に努め、障がいのある方やそのご家族が安心して地域での生活が送れるよう支援していきます。- 【令和5年度 第4回南区部会活動報告】 令和5年11月24日(金)
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今回の区部会では、「家族介護が主で負担が大きく、レスパイトができていないため主介護者が倒れた時など
緊急時の対応が困難」という課題に対し、障がい者地域生活・行動支援センターか~むの職員に
オブザーバー参加を依頼し、緊急対応の実態や、そこから見えてくる課題について話していただきました。
区部会委員からは、緊急時を見越した平時の備えや、家族との信頼関係構築の大切さなどの意見が出ました。 今後は、これまでの区部会を踏まえ、今年度南区で取り組んでいる「行動障害のある方で、幼児期から学齢期において、適切な意思の表出方法や余暇の獲得が難しく、利用できる社会資源が乏しい」という地域課題に対し、どのように取り組むか検討していきます。 - 【令和5年度 第4回東区部会】 令和5年11月21日(火)
令和5年度第4回東区部会では、「身近な地域で、障がい児者のきょうだい児が繋がりを持てる場」をテーマに協議を行い、アンケートやインタビューを通してきょうだい児の意見や課題などを委員と共有し、どのような取り組みや支援が求められているのか意見交換しました。
外部のきょうだい児支援につながる機会はなかったが、家に来ているヘルパーや看護師から声をかけられたことが嬉しかったなど、今後の取り組みのヒントになりそうなきょうだい児の想いを知ることができました。
今後はきょうだい児の通う学校との連携や地域で行われている取り組みなどを確認し、東区における課題を協議していきます。- 【令和5年度 第4回城南区部会活動報告】 令和5年11月21日(火)
第4回城南区部会では、障がい児入所施設に入所している児童の社会的養護について課題を整理し、障がい児入所施設と外部支援機関との連携、入所児童の生活をマネジメントする支援員、継続的なバックアップ体制の構築が必要であると意見が出ました。
オブザーバーとして参加した特別支援学校より、学校と入所施設の合同研修会を実施し、教職員が入所施設業務の体験を行うなど、何かあれば相談できるよう体制を構築しているとお話いただきました。
今回のケースでは、入所後に障がい児相談支援事業の利用が無くなったことで全体的なマネジメントが難しくなったと思われるため、入所施設を利用している障がい児の相談支援体制について実態等を確認し、今後も区部会で課題を検討していきます。- 【令和5年度 第4回東区相談支援部会】 令和5年11月16日(木)
第4回東区相談支援部会では、訪問型の支援である自立生活援助のサービスを提供している事業所から、その状況や支援に際して感じていることについてお話しいただきました。事例を交えての説明でしたので、実際のサービスのイメージが持ちやすかったことと思います。
またこの日は福岡市社会福祉協議会東区社協事務所から地域づくりの取り組み等についてのお話もいただきました。グループワークでは、「インフォーマルサービスも含めた社会資源を活用した支援について」をテーマに、架空事例を用いて相談者本人が希望している生活や悩みを解決するために活用できる社会資源等についてアイデアを出し合いました。
普段、障がい児者等の支援を行う中でフォーマルなサービスに意識が向く傾向にありますが、今回の部会は地域のインフォーマルなサービスにも目を向ける機会になったと考えます。- 【令和5年度 第2回中央区いろどりネット研修会】 令和5年11月14日(火)
11月14日に相談支援専門員のネットワークである第2回中央区いろどりネット研修会を開催しました。今回は、講師を招き「相談支援における会話の広げ方~オープンダイアローグに学ぶ聴き方と話し方~」のテーマで講義していただきました。オープンダイアローグとは、フィンランドの精神科病院で開発された対話による治療方法です。
講義で概要を学んだ後、少人数のグループに分かれて対話での実践を行い、話すことで楽になれるような対話の場を体験できました。
研修後のアンケートでは、今回学んだことを今後の相談支援に活かしていきたいとの意見を多数いただきました。今後も相談支援に活かせるような内容を検討し、研修を開催していきます。
- 【令和5年度 第3回南区部会活動報告】 令和5年9月29日(金)
今年度の南区部会では強度行動障がいをテーマに地域課題を検討しています。今回の区部会では、つなぎや連携の課題に焦点を当て、ライフステージが変わるタイミングでの関係機関との連携について事例を基に協議しました。
次回は緊急時の支援について協議する予定です。 引き続き南区では、どのような取り組みが考えられるのかを整理し、地域課題の解決に向けて取り組んでいきます。- 【令和5年度 第3回早良区部会 活動報告】 令和5年9月26日(火)
今回の早良区部会では、「重度・最重度知的障がい、特性の強い発達障がい児者の緊急時対応について」をテーマとし、短期入所事業所の方をオブザーバーとして招き、取り組みや課題について共有しました。 短期入所では利用希望に合わせてシフトを組むため、緊急対応のような急な調整はスタッフ数と場所がなければ難しいこと、行動障がい・てんかん・医療的ケアに対応できる事業所は少なく、結果一部の事業所に利用が集中していることを共有しました。 行動障がい故の支援の難しさと緊急時対応の調整の難しさ、それぞれの課題があることを確認し、今後も実情を整理しながら課題解決に向けて必要なことを検討していきます。
- 【令和5年度 第3回城南区部会活動報告】 令和5年9月26日(火)
地域課題の抽出について、昨年度区部会で取り扱った「気持ちに波があり、支援者との関係が途切れやすい」方の事例について再度整理しました。
解決策として、支援の中で当初の計画とのズレが生じた時には速やかな情報共有を行い支援の方向性を確認し、関係が途切れた時にも見守りが継続される状況を作ること、本人の思いがどこにあるのか、相談員が適切に拾い上げていくためにアセスメントやニーズを整理する力を上げていくことが必要だと意見が出ました。
また、このような課題があることをネットワークの取組の中で共有し、研修で取組む必要があると確認しました。また、9月に開催した「城南サポネット」と「そうだんねっと」の報告と次回の企画について確認しました。- 【令和5年度 第3回中央区部会活動報告】 令和5年9月26日(火)
今回は主に10月に開催する「ちゅうちゅうネット研修会」のグループワークの内容について意見交換しました。
委員の皆様から意見をいただくことで、研修会に向けて必要な準備や当日の進め方について整理し、共有することができました。
参加いただく方々や区部会委員にとって実のある研修会にしていきます。また、地域課題では引き続き、「ゴミ屋敷問題におけるご家庭の支援について」のまとめを行っております。改めて家庭の環境が子どもの成長過程に影響を与えること、地域全体として支える仕組み作りが必要であることを確認しました。地域課題として今後、他機関からの助言・意見等をいただければと思います。
- 【令和5年度 第15回南区ネットワーク会議】令和5年8月24日(木)
今回は「利用者の行動面の課題を理解する ~利用者の行動には意味がある~」をテーマに西南学院大学人間科学部の先生に講演していただきました。
前半の講演では、利用者の一見困った行動の裏には思いがあること、また、その思いをどのように把握すべきかを応用行動分析学の観点からわかりやすく説明していただきました。後半はグループワークを行い、事例をもとに利用者の思いを理解するために、何をどのように把握すべきかについて検討し、その中で、それぞれの事業所での取り組みについても報告し、意見交換することが出来ました。
引き続き、南区ネットワーク構築の発足時から大切にしている当事者目線を大事にしながら研修会を企画していきます。- 【令和5年度 第1回さわら障がい福祉ネット】令和5年8月1日(火)
さわら障がい福祉ネットは早良区内の全障がい福祉事業所を対象としたネットワーク活動です。今回は「ひきこもりの方への支援を考える~当事者ご家族のお話から~」をテーマに、①福岡市ひきこもり成年支援センターよかよかルームについて②事例報告とご家族・ご本人のお話し③グループワークの内容で開催しました。
事例報告と併せて当事者ご家族・ご本人へのインタビュー映像を見た後に、各事業所がひきこもりの方に対してどのようなことに取り組めるのかグループで意見交換しました。
- 【令和5年度 第2回東区相談支援部会】令和5年7月20日(木)
第2回東区相談支援部会は、博多区相談支援ネットワークと合同開催し『住み慣れた地域で安心した生活を送る為に緊急時の対応について考える』をテーマに意見交換しました。当事者本人の体調等変化、介護者不在、災害時やパンデミックが緊急時として考えられますが、「事前に支援機関も交え、対応を考えているのといないのとでは、緊急時の対応スピードが変わってくるため、日頃から話しておく必要がある」、「緊急時を事前に想定することが難しい人もいるため、まずは理解を得るところから始める」等の意見が挙がりました。今回の部会を通して、日頃から緊急時に備えておくことの必要性を感じる機会になったと思います。
- 【令和5年度 第2回さわら相談ネット】令和5年7月10日(月)
「失語症者向け意思疎通支援事業の推進に向けて」をテーマに、福岡県言語聴覚士会の方を講師に招いて研修を行いました。言語聴覚士の役割や失語症、意思疎通支援事業について事例を交えて講義いただき、障がいや制度について知識を深める会となりました。
- 【令和5年度 第2回早良区部会活動報告】令和5年7月25日(火)
「重度・最重度知的障がい、特性の強い発達障がい児者の日中活動について」をテーマに、区内の生活介護事業所をオブザーバーに招き、通所事業所での環境設定や支援内容の取り組み、様々な工夫を行った上で生じている課題を共有し協議しました。
事業所では個々の特性に応じた様々な工夫が行われている一方で、マンパワー不足や物理的な限界があることを共有しました。また、障がいや、本人のことを適切に理解し、支援を展開できる支援者が必要であるため、支援者を育成する仕組みが必要であると課題として上がりました。
引き続き協議を行い、どのような取り組みが考えられるのか整理し、地域課題の解決に向けて取り組んでいきます。- 【令和5年度 第2回中央区部会活動報告】令和5年7月25日(火)
令和5年度第2回中央区部会を開催いたしました。今回は、地域課題の検討として「ゴミ屋敷問題」を取り上げました。ゴミ屋敷問題の共通する課題として、健康面の心配や周囲からの孤立、家庭内での虐待、住み慣れた地域や自宅から強制退去しなければならないといった様々な課題が発生すると考えられます。そのような状況になる前に何らかの手立てや支援策を考えるため、区部会委員でグループ検討を行い、様々な支援の手立てや意見を出し合うことができました。今後、区部会の中での意見をまとめ、地域課題として挙げていきたいと思います。今秋に開催予定のちゅうちゅうネットの研修内容を話し合い、テーマは「障がいのあるご家庭全体の支援について」としました。引き続き研修内容の企画を進め、参加者にとって実のある研修会になるよう考えていきます。
- 【令和5年度 第2回城南区部会活動報告】令和5年7月25日(火)
今回は地域課題の抽出を念頭に、昨年度取り上げた事例について①地域の課題②多職種連携の課題③相談員・支援者の課題の3つを意識して内容を再度整理し、意見交換しました。今後、①②については協議会への報告や、区内の取り組みに繋げるための検討を行う、③については事例を通して検討します。また、今回の事例を通して、療育手帳を持つ方が金銭感覚を身に着ける、契約を理解するにはどうしたら良いかについて話し合い、銀行の振込詐欺を防ぐ取り組みのような、地域での声かけや見守り体制が重要であるため、携帯電話の契約の際にそのような視点があると良いと意見が出ました。
区内のネットワークの取組では、9月に城南サポネットを予定しており、これまで区内のネットワーク会議や区部会であがった課題をグループワークで協議します。- 【令和5年度 第1回城南そうだんねっと開催】】令和5年7月13日(木)
城南保健所にて、令和5年度第1回城南そうだんねっと開催いたしました。今回は相談支援事業所だけでなく、城南区内のグループホームにもお声かけし、23事業所45名参加いただきました。「利用者さんの障がいや特性を理解し、より良い支援に繋げるために多職種でできることを考える」をテーマに、知的障がい、自閉症がありグループホームで生活している方の事例を取り上げました。事業所が事前提出したアンケートの内容を活用し、それぞれの役割や、連携のために意識しているポイントなどについて意見交換しました。これからも障がいのある方々の地域生活を支えるために、より良い連携を図れるようネットワークづくりを進めていきます。
- 【令和5年度 第2回さわら子ども福祉ネット】令和5年6月27日(火)
さわら子ども福祉ネットは早良区内で障がい児に関わる事業所や学校等を対象にしたネットワーク活動です。今回は「ひきこもりを防ぐためにできること」をテーマに、①昨年度の区部会の地域課題の報告②事例報告③グループディスカッションを行いました。
事例報告は特別支援学校と区基幹相談支援センターが協同で支援している不登校のケースを共有し、グループディスカッションでは、事例をもとに事業所での取り組み等について意見交換しました。今後もネットワーク活動を通して、各関係機関が顔を合わせて意見交換・地域課題について検討する場を設けていきたいと思います。- 【令和5年度 第1回中央区いろどりネット研修会】令和5年6月21日(水)
6月21日 第1回中央区いろどりネット研修会を開催しました。いろどりネットとは、中央区の相談支援専門員のネットワークです。
今回は、事例紹介とグループワークを行いました。事例紹介では、「介護保険サービスと障がい福祉サービスの併用について」と「病院からグループホームへの移行について」の2事例を紹介し、ケアプランとサービス等利用計画との関連や、グループホーム体験利用の受給決定に関する内容について、参加者と意見交換を行いました。
グループワークでは、サービス調整や関係者同士での情報共有の課題など、日々の相談業務における困りごとを共有しました。今回把握した困りごとや課題をどのように解決していくか、今後、検討していきます。
- 【令和5年度 第1回早良区部会活動報告】令和5年5月23日(火)
今回の早良区部会は、障がい者地域生活・行動支援センターか~む所長をオブザーバーに招き、「重度・最重度知的障がい、特性の強い発達障がい児者の住まいの課題について」をテーマに、住まいの場を考える上で必要な環境設定や支援内容、課題を共有し、議論しました。
支援を行う上で、個々のニーズに応じた柔軟な日課と特性に応じた環境設定、本人の行動に対して背景をくみ取り支援内容を一般化できる人材が必要であると共有しました。一方で、環境整備や人材育成については課題が多いため、引き続き検討します。- 【令和5年度第 1回さわら相談ネット】令和5年5月22日(月)
さわら相談ネットは早良区内の指定特定相談支援事業所を対象としたネットワーク活動です。今回は、今年度行うネットワーク活動の情報共有や、それぞれの事業所が抱える困難事例についてグループで事例検討を行い、支援の手立てについて意見交換しました。
- 【令和5年度 第1回南区部会活動報告】令和5年5月26日(金)
新年度に入り事務局の体制や区部会委員の交代があり、新しい体制の確認を行いました。
今年度取り組むテーマは強度行動障害としオブザーバーで障がい者地域生活・行動支援センターか~むの職員に参加いただき、強度行動障害の説明をしていただきました。事例検討では区部会委員とグループワークを行い、幼児期から成人期までのつなぎや支援者の連携、本人への意思決定支援、家族のレスパイトや緊急時の対応がどうなっているのかなどが課題としてあがりました。今後、事業所の現状を確認し、南区として何ができるのか考えていきます。- 【令和5年度 第1回中央区部会活動報告】令和5年5月23日(火)
令和5年度第1回中央区部会を開催いたしました。数名の委員の入れ替わりがあり、改めて協議会の役割等について確認し、今年度中央区基幹相談支援センターにて実施する地域づくりを説明しました。
今後は地域課題についてのケース検討や、10月に開催予定である「ちゅうちゅうネットワーク研修会」の内容を考えていきます。
中央区部会では引き続き、様々な地域のネットワークを生かし、福祉行政、専門機関や事業所と連携・協力し地域の課題解決や、地域の体制作りを進めて参ります。- 【令和5年度 第1回東区部会活動報告】令和5年5月16日(火)
今回は令和5年度に東区で重点的に取り組んでいく支援者のネットワーク構築や地域福祉の基盤づくりや、そして昨年度区部会で検討した「日中活動後の障がい児者の居場所づくり」を今年度どう進めていくかについて区部会委員に説明し、地域課題解決の為の具体的な取り組み①ゴミ屋敷問題を解決する為の支援体制の構築、②障がい児者のきょうだい児に対する支援について協議を行いました。
①については、片付けられない・捨てられない原因や理由を把握した上で支援体制を構築する必要があること、
②については、きょうだい児の健全な心身の成長のため、障がい児者のケアによる負担軽減や、きょうだい児
自身の気持ちを表出する場が必要である等の意見が挙がりました。
今回頂いた意見や情報を区基幹センター事務局会議で精査し、次回の区部会では上記①②の何れかを今年度検討するテーマとして協議していきます。- 【令和5年度 第1回東区相談支援部会】令和5年5月18日(木)
第1回東区相談支援部会では、『地域における指定特定相談支援と区基幹相談支援センターの連携』をテーマに意見交換を行いました。生活の場や金銭面等多くのニーズがある、課題が複雑に絡まっている、様々な支援機関と連携を要するケース等に対して課題整理や共同支援で連携を図りたいとの意見が多く挙がりました。
今年度の部会は、『家族等の介護者が不在の際の、障がい児者の体調変化による緊急時の対応について』や『地域の社会資源について』等をテーマに開催予定です。地域の相談支援専門員のネットワーク構築や相互が研鑽できるような内容を企画していきたいと思います。- 【令和5年度第1回博多区部会活動報告】令和5年5月18日(木)
新年度第1回目、新たに区部会委員やオブザーバーになられた方の自己紹介をしました。
地域課題として、‘夫婦ともに障がい者である家庭における子育て’をテーマとし、本人たちにも支援が必要であるため、子育てにおいては本人たちのできるところを増やし、できないところを多職種で支えているのが現状です。
また、支援者の子育ての知識や経験は個人差があり、支援力にもばらつきがあります。支援者が子育て支援を学ぶ機会を持つため、障がいの特性に配慮した‘健診・予防接種のスケジュール(本人たちと一緒にチェックできるようなツール)’を今後作成していくこととしました。
ネットワークづくりの取り組みでは、5月24日開催の短期入所ネットワーク会議「短期入所を学ぼう!2」を紹介し、また、7月に開催予定の、博多っ子★みらいネットワーク会議(7/14)、相談支援ネットワーク会議(7/19)の進捗状況を報告しました。- 【令和5年度第1回城南区部会活動報告】令和5年5月16日(火)
令和5年度第1回の城南区部会を実施しました。今年度の取り組み方針案について事務局より説明し、区部会委員と意見交換や質疑応答をおこないました。地域課題は、今年度も事例を通して確認していく方針です。ネットワーク構築は、「地域の見守り体制」をテーマとして検討していますが、どのようなネットワークが既に地域にあるのか、どのような「見守り」をイメージしているのか、支援機関によって対応できることが違う等、ご意見をいただきました。いただいたご意見を踏まえて、取り組み内容を再検討していきます。相談支援のネットワーク構築は、7月に第1回城南サポネットを開催予定です。相談支援事業所とグループホームで連携を図り、よりよい支援につなげることを目的としています。緊急対応の取り組みについては、体制整備の方針や認定緊急拠点事業所の登録等、これからの動きについて説明しました。
最後に健康課より、今年度の「こころのケア共感部会」のご案内、昨年度の健康課の相談・対応動向についてご説明をいただきました。