区部会活動報告

区部会とは

区部会は、協議会が各行政区において障がい者等の地域生活に係る支援がより適切に行われるように設置した部会で、区の相談支援センターを中心とし、区保健福祉センターや特別支援学校、療育機関等を委員としています。

主な活動は個別事例の検討、関係機関のネットワーク構築です。

区部会活動報告 平成29年度

【平成29年度 第2回心のケアネットワーク研修会】
平成30年3月15日(木)

第2回「東区心のケアネットワーク研修会」を開催しました。今回は、区内の医療機関、訪問看護事業所、区社協、相談支援事業所、調剤薬局、地域包括、基幹センター、グループホーム事業所、計50名の方にご参加いただきました。「医療機関の退院支援の取り組み~ソーシャルクラブの紹介~」、「新設サービスについて~自立生活援助等について~」を講演していただき、最後に「精神疾患を抱え子育てしている母親」である当事者の方から事例提供を受け、グループワークの中で世帯、子育て中の方に対する支援の在り方について検討しました。

【平成29年度 第6回福岡市障がい者等地域生活支援協議会東区部会】
平成30年3月20日(火)

第6回東区部会を実施し、各機関のネットワークの構築等と活動、実績報告をおこないました。今年度最後の区部会でしたので、平成29年度の活動の振り返り、次年度の取り組みについて確認しました。その他、放課後等デイサービスの運営に関するアンケートの結果や地域生活支援拠点ひまわりらんど和白センターの受け入れ状況について確認し、就学前の障がい児の拠点での受け入れについて検討しました。

【平成29年度 第6回城南区部会活動報告】
平成30年3月20日(火)

今回の城南区部会は、主にネットワーク構築の取り組みについて報告・協議を行いました。 2月に開催した城南サポネットは、「城南サポネット&ちゅうちゅうネット合同研修会」として中央区と共催しました。「区を越えた支援者の輪を広げよう!~1つのところで頑張らなくても大丈夫~」と題し、同業種・異業種それぞれでのグループワークを行い、業種や区を超えた顔の見える関係作りをすることができました。城南区内の障がい福祉サービス事業所情報シートは平成30年度に更新することとしました。
城南そうだんねっとは、平成29年度の活動の振り返りと、平成30年度の活動について協議しました。平成29年度は、3か月に1回、研修会で主に事例検討を行いました。平成30年度は従来通りの研修会の他に、「タイムリーに気軽に相談できる場が欲しい」との参加者からの声をもとに、研修会がない月に「よろず相談」を開催し、自由に集い、話し合える場を設けることとしました。
相談支援体制の構築については「緊急対応の取り組み」を検討するため、平成30年度にアンケートを実施する予定で、その目的や方法について区部会委員と協議しました。

【平成29年度 第6回南区部会活動報告】
平成30年3月26日(月)

 事例検討では、高次脳機能障害のある方への支援を取り上げました。一般就労でしっかりと働きたいと思われていましたが、様々な症状のため継続した雇用に繋がらず、支援者と一緒に課題の整理を行いました。しかし、障がいの特性上記憶に残りにくく、助言や提案がうまく生かされないため、支援の組み立てが難しいケースでした。高次脳機能障がい支援センターの職員にオブザーバーとして参加していただき、受障時の支援が大事であることや、支援を組み立てていく上での難しさなどについて意見交換を行いました。
平成30年2月20日に開催をした第7回南区ネットワーク会議の報告を行い、区部会委員からご意見をいただきました。次年度の南区部会活動計画についても提案を行い、地域課題の整理について、地域での連携の在り方などについて意見交換を行い、区部会委員で確認を行いました。

【平成29年度 第5回城南区部会活動報告】
平成30年1月16日(火)

今回の城南区部会では、「てんかん発作がいつ起こるか分からない上に、夜間の睡眠が安定せず、大声があり、物理的環境調整と24時間マンツーマンで対応できる人員調整が必要な事例」について、前回の話し合いをもとに地域課題としてまとめ行いました。このような課題を、本協議会で共有していく方針を区部会で決定しました。 ネットワーク構築については、2月14日開催予定の「第12回城南サポネット&ちゅうちゅうネット共催企画」についての進捗状況報告および事前準備等に関わる検討を行いました。また、障がい福祉事業所サービス情報シートの更新に関わるアンケート結果の報告、1月23日開催予定の「第4回城南そうだんねっと」の進捗状況報告と内容の確認も行いました。

【平成29年度 第4回東区相談支援部会】
平成29年11月15日(水)

11月15日に今年度4回目の東区相談支援部会を実施しました。今回は、①本人と家族の意向が異なる場合の対応について、②指定特定相談支援事業所と区障がい者基幹相談支援センターの連携事例について、事例検討を行いました。東区相談支援部会の事例検討は、それぞれのテーマごとに2グループに分かれグループスーパービジョンを行っており、課題解決のアイデアは「無責任」に提案できるルールになっているので、相談支援専門員の経験年数に関わらず活発な意見交換が行われます。これからも内容の濃い事例検討等を通して、皆で東区全体の底上げに取り組みたいと思います。

【平成29年度 第4回東区部会活動報告】
平成29年11月21日(火)

第4回東区部会を実施し、各機関のネットワークの構築等と活動、実績報告、事例検討を行いました。 事例検討では、「精神疾患を抱える母親と広汎性発達障がいの未就学児」について協議しました。関わり方にコツの必要な就学前の広汎性発達障害をもつ子どものライフステージの変更にともない、就学後 各機関がどのような役割で関わりをもっていくのかという課題の事例でした。特別支援学校と区基幹相談支援センターとの連携の在り方や行政などの各分野から提供可能な支援や関わりをあげ、切れ目のない支援体制を図るための課題の確認、必要な社会資源の情報共有等を行いました。

【平成29年第4回城南区部会】
平成29年11月21日(火)

今回の城南区部会では、「てんかん発作がいつ起こるか分からない上に、夜間の覚醒と大声があり、物理的環境調整と24時間マンツーマンで対応できる人員調整が必要な事例」について、オブザーバーとして居住地の行政担当者および本人が利用する福祉サービス事業所担当者にも参加していただき検討を行いました。介護者の高齢化と疾病罹患により家族による介護が限界になりつつあるため,本人の今後の生活の場および支援体制の確保が喫緊の課題となっています。重度障がい者といっても必要な支援は様々であるため,この事例を通して親なき後の支援や居住サポート等の課題について協議会で検討してほしいなどの意見が出されました。
ネットワーク構築について、「城南サポネット」は「こころのケア共感部会」との共催で11月14日に個人情報保護についての研修会を開催しました。70名の出席をいただき、アンケート結果も好評でした。

【平成29年度 第1回心のケアネットワーク研修会】
平成29年10月5日(木)

東区心のケアネットワーク会議を開催し、現在他区で行われている「地域移行・地域定着」の取り組みに関する講演会を行いました。当日は東区内の医療機関、相談支援事業所、訪問看護、行政、社協、地域包括や調剤薬局の45施設56名の方にご参加いただきました。講演のあとにグループワークを行い、各機関の抱える課題や今後期待する役割、必要な社会資源や現在東区内で取り組むことができる活動がどのようなものがあるのかなど,各グループ活発な意見交換が行われました。

【平成29年度 第1回東区部会活動報告】
平成29年9月19日(火)

今回の区部会では、障がいのある息子2人と高齢の母親の世帯に関する事例検討を行いました。本人よりも母親の意向が強い場合の支援の組み立てや世帯全体を見守るための地域づくり等について意見交換を行いました。今回から区社会福祉協議会の方にも正式な区部会委員になって頂き、特に地域づくりについて積極的なご意見を頂きました。その他、事業所の新規受入アンケートの実施状況等も含めたネットワーク構築、地域の学習会や校区高齢者支援会議への参加による地域の福祉基盤作りの取り組み状況等についても報告を行いました。

【平成29年度 第3回東区相談支援部会】
平成29年9月20日(水)

9月20日(水)、第3回東区相談支援部会を開催しました。今回の部会は、糟屋中南部障害者(児)地域自立支援協議会、福津市・古賀市・新宮町障害者地域支援ネットワーク協議会の協力を頂き、広域懇談会として実施しました。3市7町にある39の相談支援事業所から69名の相談支援専門員にお集まり頂き、各市町の行政に提出する書類について情報共有を行うと共に、グループワークの中で各事業所の現状、抱える課題、各市町の障がい福祉サービス等の状況について意見交換を行いました。ここでも、計画相談の事業所が不足している現状認識は変わらず、解決に向けた取り組みの必要性を強く感じました。懇談会終了後は懇親会も行い更に交流を深めることができ、皆様からこういった相談支援専門員の交流の場をまた開催して欲しいとのご意見を頂きました。

【平成29年度 第3回中央区部会活動報告】
平成29年9月19日(火)

第3回の中央区部会ではこども療育相談室からの地域課題の事例検討として、「知的・運動発達に遅れのない医療的ケア児が過ごすことができる日中活動場所について」をテーマとして話合いを行いました。制度の対象とならない医療的ケア児の受け皿はほとんどないといった現状について地域課題として取り上げていきたいと考えています。障がい児を持つ母親たちの中には職場復帰を望まれている方は多くいます。そのような声を一つひとつ拾い上げ、こどもたちも家族も安心して過ごすことができる場所を増やしていくことができるように、私たちも働きかけていきたいと思っています。

【平成29年度 第3回城南区部会】
平成29年9月19日(火)

今回の城南区部会では、「本人には困り感が無いが、家族が心配している事例」について検討しました。その中で、「本人のニーズ把握の必要性と考えられるアプローチ方法について」「本人が困り感を発信することが出来る場の確保について」の意見が出ました。引き続きケース対応していきます。
ネットワーク構築については、こころのケア共感部会と共催で11月14日に予定している「城南サポネット」と、10月24日に予定している「城南そうだんねっと」の進捗確認を行いました。
活動実績として、長尾校区民児協への区基幹相談支援センター業務説明を実施したということの報告がありました。また、区内の相談支援事業所が少ないことも課題として確認しました。

【平成29年度 第6回南区ネットワーク会議】 
平成29年8月25日(金)

第6回南区ネットワーク会議を福岡市男女共同参画推進センターアミカスのホールで開催しました。「当事者の声を聴こう」をテーマに、精神、高次脳、ALS、4名の当事者の方に自身の体験や、想いについて語っていただきました。仕事とすることの意味や、喜び、働くことを通して自分が必要とされている、社会の一員だと感じられる大切さ、自己決定をするということの難しさについてなど、貴重なお話を聞くことができました。講演後はグループワークも行い、支援者としての自分を振り返るよい機会になったのではないかと思います。総勢で49事業所から88名の方にご参加をいただきました。

【平成29年度第2回東区部会活動報告】
平成27年7月18日(火)

第2回の東区部会では、養育環境の整わない知的障害のある未成年者の出産、養育に関する事例検討を行いました。本人に関する支援、子どもに関する支援に関して意見交換を行い産前産後のサポート体制を確認しました。過去の事例も参考にし、障がいのある母親が子育てのサポートを受け、安全に生活できる居住地の設定等を考える機会となりました。
また、7/29.30に開催された「地域共生フォーラム2017」に協力し、厚生労働省事務次官の蒲原基道氏より「共生社会の実現に向けて~地域包括ケアシステムの強化~」厚生労働省障害福祉課虐待防止対策専門官の片桐公彦氏より「権利擁護と虐待防止に向けたネットワークの重要性」最後に日本相談支援専門員協会顧問の中島秀夫氏より「相談支援事業所とサービス事業所の有機的な連携とは」に関する講演があり、東区内の障がいサービス事業所と相談支援事業所を中心に介護保険事業所や医療機関、社会福祉協議会、行政機関等、230人と一緒に学習しました。

【平成29年度 第2回中央区部会活動報告】
平成29年7月25日(火)

今回の中央区部会では、「潜在的ひきこもり事例に対して早期介入のためのネットワーク作りをどのように進めていくべきか」、また「家族・知人との関わりがない方の孤立をどのように予防していくべきか」について話合いました。様々な意見交換を行う中で、基幹相談支援センターとしての役割を強化し、活動の幅を広げていく。また、基幹相談支援センターの敷居を低くする取組みを行うことで、上記の課題を改善していくことが可能となっていくのではないか、との意見にまとまりました。障がいのある方やそのご家族等が福祉サービスをもっと身近なものと実感することができるように、みなさまのご意見を頂きながら、基幹相談支援センターとしての役割を全うしてきたいと思います。

【平成29年度 第2回南区部会活動報告】
平成29年7月31日(月)

精神疾患・糖尿病を患っており、金銭管理や栄養管理に課題のある事例について検討を行いました。あんしん生活サポートセンターの職員にオブザーバーとして参加してもらい、日常生活自立支援事業の趣旨について確認を行い、金銭管理支援の課題についても意見交換を行いました。
 南区ネットワーク会議の開催に向けた最終確認も行いました。各南区基幹相談センターの新規相談の傾向や、時間外対応の考え方などについても意見交換を行いました。

【平成29年度 第2回城南区部会活動報告】
平成29年7月18日(火)

今回の城南区部会では、「夜間休日の緊急時の相談対応と受け入れ確保」についての事例検討を行ないました。結果、①公的機関が閉庁時の連携と対応の確認(どのように連絡連携し、どのように対応するのか)、②公的機関が閉庁時の区基幹相談支援センターの連絡体制の整備(全市で共通の体制・仕組みを作れないか)、③区基幹相談支援センターにおける緊急ケースの受け入れ体制(業務の範囲内で利用者を受け入れできる体制を整えるのか)という検討課題が挙がりました。
また、ネットワーク構築については、6月15日に実施した「城南サポネット」の振り返りと事後発行する通信の確認、7月25日に予定している「城南そうだんねっと」の準備の進捗状況報告を行いました。

【平成29年度 第2回東区相談支援部会】
平成29年7月19日(水)

7月19日(水)、第2回東区相談支援部会を実施しました。今回は、①子育てを行う精神障がいの事例、②重度訪問介護利用の事例について2グループに分かれて事例検討を行い、東区、博多区から15事業所27名の相談支援専門員の方にご参加いただきました。各グループとも活発な議論が行われ、アンケートでは事例検討の方法のやり易さや今回の事例検討が自身の学びになったかの質問に多くの方からやり易かった、学びになったとのご意見を頂きました。今後も多くの人に参加し易く、学びにつながる事例検討を企画したいと思います。

【平成29年度 第1回東区相談支援部会】
平成29年6月2日(金)

6月2日(金)、今年度第1回の東区相談支援部会を実施しました。初回ということで、最初に平成29年度から再編整備された福岡市の相談支援体制について、とりわけ区障がい者基幹相談支援センターの役割等について説明を行いました。その後3グループに分かれ、今年度相談支援部会で取り組みたいことについて意見交換を行い、事例検討を行いたい、サービス管理責任者と連携するための取り組みが必要等活発な意見が出されると共に、そもそも現在の特定相談支援事業所では新規利用者の受け入れが難しい(特に障がい児)現状があることも共有しました。具体的に、それぞれの法人で相談支援事業の位置づけを高めてもらうための取り組みや区外の相談支援事業所との連携等も必要であることを確認しました。今回の相談支援部会には、東区、博多区から23事業所37名の相談支援専門員にご参加いただきました。今回頂いた意見を今年度の相談支援部会の取り組みに反映させたいと思います。

【平成29年度 第1回東区部会活動報告】
平成29年5月19日(金)

今回の区部会は平成29年度に福岡市の相談支援体制が再編整備されて初めての区部会でした。東区には、3ヶ所の区障がい者基幹相談支援センター(以下、区基幹)が設置され、区部会委員の顔ぶれも若干変わりましたので、自己紹介に始まり、平成29年度事業計画(案)の確認、各区基幹や東部療育センターの業務報告を行いました。東区部会では、3つの区基幹の協議の場である東区障がい者基幹相談支援センター連絡会を設置し、第1、第2、第3区基幹それぞれが、「相談支援部会」、「地域生活支援拠点等整備」、「医療連携・地域移行促進」担当事務局を担い、関係機関とのネットワーク構築等を図る予定です。今年度もどうぞ宜しくお願い致します。

【平成29年度 第1回中央区部会活動報告】
平成29年5月23日(火)

新年度を迎え、中央区部会も新体制でのスタートを切りました。まず区部会のネットワーク計画について説明を行い、委員のみなさんで協力し合いながら、この中央区部会を更に活性化することができるよう共有化を行いました。また今年度より区部会運営に際し、区内事業所から委員を募り、実行委員会形式を始めることとなりました。実施は6月からとなり、実行委員会から挙がった意見等を区部会にも反映していくことができる体制を整えていきます。また地域課題の解決に向けての事例検討も積極的に行っていきます。

【平成29年度 第1回南区部会活動報告】
平成29年5月22日(月)

新年度に入り事務局の体制や区部会委員の交代があったため、新しい体制について確認を行いました。
 事例検討では、特別支援学校高等部3年生(療育手帳B1)の移行期の支援について検討しました。
本人の障がい特性から施設の受け入れが難しく、家族も病気等のため充分な支援が期待できない状況において高等部卒業後の居場所づくりや見守りについて、特別支援学校と区障がい者基幹相談支援センターが連携した支援が必要等の意見があり、今後も子供から大人に移行していく思春期にある本人への継続した支援に関する課題を確認していくことにしました。
 区内ネットワークの取り組みについての意見交換、各基幹相談支援センターの実績報告、今後のスケジュールについての確認を行いました。

【平成29年度 第1回城南区部会活動報告】
平成29年5月16日(火)

今回の城南区部会では、土日祝日や夜間帯など行政機関の閉庁時に緊急にサービスの支給決定を伴う支援の調整が必要となった事例について検討を行いました。今後、同様の事例が発生した場合に、行政と区基幹相談支援センターとの連携をどのように取っていくか、全市共通の体制整備の検討も含めて、事例を地域生活支援協議会に上げることを確認しました。ネットワーク構築の取り組みについては、第1回そうだんねっとの報告、第10回城南サポネットの企画内容の確認、今年度より取り組む試みの企画についての意見交換を行いました。

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