区部会活動報告

区部会とは

区部会は、協議会が各行政区において障がい者等の地域生活に係る支援がより適切に行われるように設置した部会で、区障がい者基幹相談支援センターを中心とし、区保健福祉センターや特別支援学校、療育機関等を委員としています。

主な活動は個別事例の検討、関係機関のネットワーク構築です。

区部会活動報告 令和元年度

【令和3年度第6回中央区部会活動報告】 
令和4年3月22日(火)

第6回中央区部会を開催しました。
今年度は、年間で『家族が高齢、または障がいがあり、家族まるごとの支援が必要。生活困窮を含む複合的な問題が見られ様々な立場の支援機関が関わるが効果的な連携が難しい』の検討を重ねてきました。
今回は、ライフステージの移行時に、丁寧かつ効果的な支援の引継ぎを進めていく必要性を再確認しました。
また、学齢期に不登校になる事で、本人や家族が孤立するケース、社会に出た後に、離職や罹患など、何らかの理由で社会から孤立化したりと、本人や家族がSOSを出したり、必要な情報を集めることが苦手な方々へ、継続的な伴走支援の必要性も確認することが出来ました。
今回検討した内容は、令和4年度に研修や啓発活動など、様々な方法で社会に発信し、区部会として複合的な課題のある家庭や本人への支援の輪を広げていきたいと思います。

【令和3年度第6回博多区部会活動報告】 
令和4年3月23日(水)

令和4年3月23日 第6回博多区部会を開催しました。
第5回で検討した『本人に困り感がなく、医療の拒否があり、ハイリスク』という地域課題について、意見の共有を行いました。
また、令和4年度事業計画を立案し、委員より意見を出して頂きました。
主な内容は以下の通りです。
1) 相談支援事業所の人材育成 について
・相談支援事業所のネットワーク構築や人材育成を行います。
2) ネットワーク構築 について
・『はかた暮らしネットワーク』、『博多っ子★未来ネットワーク』、『精神保健福祉ネットワーク』の3つを中心に推進していきます。
・精神保健福祉ネットワークは、実行委員会で協議を重ねていきます。
3) 地域福祉の基盤づくり について
・社会福祉協議会が行う地域づくりや民生委員児童委員定例会に参加し、障がい福祉に関する啓発活動を行います。

【令和3年度第6回東区部会活動報告】
令和4年3月15日(火)

第6回東区部会は、“県内外からの移住者の相談”、“新型コロナウイルスの影響で、これまで通りのサービスが受けられない”、“代替え措置に関する相談事例”があげられました。
 地域課題の検討では、テーマ13『罪を犯した障がい者への支援』、テーマ16『ハラスメント行為等により対応困難な障がい者への支援』について意見交換をしました。
両テーマに共通している対応策として、
① スーパーバイズ、研修等による支援者のスキルアップ
② 複数の関係者が包括的に関わる
③ できることとできないことを明確に伝える
④ 本人が安心できる環境づくりを当事者と関係機関が一緒に考えていく
その他にも貴重な意見があり、積極的な意見交換の場となりました。
来年度もより一層の連携に取り組んで参ります。

【令和3年度第6回南区部会活動報告】
令和4年3月16日(水)

コロナ感染拡大防止の為、オンライン開催としました。
今後、南区の地域課題をどのようにして取り組んでいくか、整理表にしたものを用いて検討を行いました。
“課題に沿った事例検討を行い、より内容を深めていきたい”、“まずは、取り組めそうな課題の整理を行っていくのはどうか”、“1つのテーマに絞って年間通して課題に取り組み、評価していってはどうか”等の意見が出ました。
ネットワーク活動は、南区の福祉事業所対象の南区ネットワーク会議、居宅事業所対象のネットワーク会議居宅介護分科会が延期となりました。内容を再度吟味し、次年度に開催したいと思います。

【令和3年第5回城南区部会活動報告】
令和4年3月15日(火)

今回は、主に令和4年度の区部会活動について話し合いました。
地域のネットワーク構築の為にどのような活動を行うか、ご意見を頂きました。
現在行っている、さまざまな業種が集まれる大きなネットワークは残し、個々の事例について区部会で検討し、必要に応じて、解決できると思われるネットワークを広げていく事になりました。
また、指定特定相談支援事業所が基幹センターと一緒に検討したい事例については、お互いがやりとりをしやすくする為に、ツールの検討を進めています。
令和3年度区部会で検討した、地域課題『てんかんの対応が必要で24時間見守りが必要な方の受け入れの場がない』については、議論する部分の整理が必要という事で、今回の協議会では取り扱われない事になりました。
今後、議題として取り扱って頂けるよう、その動向を見守ってくことを確認しました。

【令和3年第6回早良区部会活動報告】
令和4年3月22日(火)

第6回区部会をオンライン開催しました。
今年度、早良区部会で協議した内容を振り返り、令和4年度のネットワーク活動の取り組みに向けて協議しました。
『家族全体の支援や行動障がいのある障がい児への対応』など、児童に関係する地域課題の検討を行い、関係機関の役割や連携のあり方について再確認しました。
次年度は、早良区内の全事業所を対象としたネットワークと児童に関わる事業所を対象としたネットワークを創設し、支援体制が充実するよう取り組んでいきます。

【第13回つながるネット活動報告
令和4年2月8日(火)

南区は、計画相談事業所を対象としたネットワーク“つながるネット”を年2回開催しています。
第13回つなげるネットを2月8日(火)に開催しました。
今回は、ゆうゆうセンター(福岡市発達障がい者支援センター)の方に『発達障がいについて』の講演をしていただき、その後グループワークを行いました。
参加者からは、ビデオの説明入りで、具体的で分かりやすかった、最新情報などもあってよかった。ゆうゆうセンターに相談しても良いと分かった等の感想が聞かれました。

【令和3年度第5回中央区部会活動報告】
令和4年1月25日(火)

令和3年度第5回中央区部会を開催しました。年が明け、福岡県内の新型コロナウイルス感染者が増大していることもあり、オンラインでの開催でした。
今回は、福岡市内の社会資源や相談窓口を ①すべての市民が活用できる ②障がいのある方が活用できる ③重度障がい、医療的ケアを必要とする方が活用できる、3つの枠組みに整理しています。また、社会資源の対応年齢も整理しています。
整理していく中で、福岡市内に数多くの社会資源や福祉サービスがあることを改めて知ることができました。
一方、多くの社会資源や制度・サービスがあっても、社会的に孤立したり、他者に相談できず、ギリギリのところまで家族で抱えてしまう事例も多くあります。
人と人、支援と支援、資源と資源を誰がどういった手法で本人と一緒に繋いでいくのか、つなぎ手に過不足はないのかを次回の区部会で検討していきます。

【令和3年度第5回博多区部会活動報告】
令和4年1月28日(金)

令和4年1月28日 第5回博多区部会を(書面)開催しました。
『本人に困り感がなく、医療の拒否があり、ハイリスク』という地域課題について意見交換を行いました。
本人と面識のある方と一緒に訪問し、話をしていく中で、タイミングを見計らって、病院の受診を勧めることや 多機関と情報共有する会議の有効性などの意見が出ました。
 また、令和3年度は、博多区内の住まいや生活に関わる事業所が協働し、ひとりでも多くの障がい者の生活を支えることを目的に「はかた暮らしネットワーク」を発足しました。
11月25日に発足会議を開催し、高齢の母親と障がいのある息子の事例に対し、多業種で構成するグループで検討しました。
超高齢社会のなかで、8050問題は障がい福祉においても憂慮すべき課題です。専門職同士が協働し、世帯全体を支える視点を持ちながら、日々取り組んでいきます。

【令和3年度第5回東区部会活動報告】
令和4年1月18日(火)

今回は、過去に協議を行った福岡市の地域課題17項目から①引きこもりの人やその家族の支援、②日常的な金銭管理が課題である人の支援、③異性との関り方・性への理解度から生じる課題を有する人の支援の3つを再検討しました。
① は、関わる際のタイミングの見極めや工夫が必要、児童は、個別・専門性を備えた放課後等デイサービスの活用、基幹相談支援センターと、よかよかルームの連携、個々の興味・関心を鑑み魅力あるサービスの提供
② は、日常生活自立支援事業(福岡市社会福祉協議会)の専門員が対応できない部分は、他機関との連携で補う
③ は、学校・事業所・家庭のそれぞれの立場で接し方や知識を教える、多様化する性については支援者・本人がきちんとそれを理解する事が、その人が自分らしく生きていく為に必要である
等の意見が出ました。
課題の検討後、区基幹センターが自立生活援助サービスの説明も行いました。
サービスを提供している事業所は少ないのが現状ですが、個々の障がい特性や課題に対応する訪問・伴走型の支援を提供できるこのサービスを活用する事で、アウトリーチや定期訪問、個別のニーズに応じた支援が担保され、地域課題の解決が促進されればと思います。

【令和3年度第5回南区部会活動報告】
令和4年1月18日(火)

コロナ感染拡大防止の為、オンライン開催となりました。
今回は、地域課題テーマ
『福祉サービスに繋がっていても、人間関係を築くのが難しく、孤立している人の支援が既存の社会資源の中から見つけ難い』
『引きこもりの方で外出に不安を抱えており、医療機関にかかることが難しい。また、支援機関・体制が少ない』について話し合いました。
課題解決に向けて、これまでに出された意見をもとにした具体的なプランとアプローチしていくサービス等を検討しました。
個別性の高い課題の為、ご本人の体調や状態によって対応を見極め、紹介する機関やサービス内容も異なるという難しさがありました。
その中で、区基幹へ期待される役割としては、地域とのつながりを広げていくことに加えて、関係機関との連携、協働していく“要”であることを確認しました。

【令和3年度第4回城南区部会活動報告】
令和4年1月18日(火)

今回は、①地域課題として挙がった事例の検討、②地域のネットワーク構築のための活動報告を行いました。
① 事例は、第3回の同一事例で
「てんかんの対応のため24時間見守りが必要な方の受け入れ先がない」です。
常時見守りや介助が必要である。また、睡眠のリズムが不規則。夜間に発声がある等の理由で県内外の入所施設の受け入れが難しい方です。
このような重たい障がいを抱えている方でも慣れ親しんだ地域で暮らしていけるよう、福岡市、また各区で、どのような取り組みを行なっていけばよいかを整理し、福岡市の協議会に上げていく方向で話し合いました。
② 地域のネットワーク構築は、2月に『こころのケア共感部会と城南サポネット共催のネットワーク研修会』、『城南区内・近隣の相談支援事業所とのネットワーク研修会』を実施予定でした。
今回、各会の目的を達成するため、対面による開催が適当であること、コロナの現状を踏まえ、来年度以降に延期しました。
オンラインミーティングなどを利用しての開催も検討しましたが、オンラインと対面での情報交換では、量と質には大きな違いがあり、対面での効果を重視しました。

【令和3年度第4回中央区部会活動報告】
令和3年11月30日(火)

令和3年度第4回中央区部会を開催しました。緊急事態宣言も明け、待望の対面開催となりました。
区部会では、『家族が高齢、または障がいがあり、家族まるごとの支援が必要。生活困窮を含む複合的な問題が見られ様々な立場の支援機関が関わるが効果的な連携が難しい』という地域課題について、引き続き検討を重ねています。
複合的な課題を抱えるケースの多くは、家族関係や社会的な孤立、関係機関の連携体制や、移行期の引継ぎにも課題を抱えている事が多くあります。
障がいのある方が安心して、地域で育ち、生活していくためには、ご本人やご家族に関わる関係者皆がサポーターとなり切れ目のない支援を行っていく必要があります。
次回は、それぞれのライフステージの中で利用ができる社会資源の整理、移行期に関わる引継ぎをいつ、どこで、どういったツールを使って行っていくのかを考えていく予定です。

【令和3年度第4回博多区部会活動報告】
令和3年11月24日(水)

令和3年11月24日 第4回博多区部会を開催しました。
第3回区部会で行った地域課題 『本人の性格・特性上対応が難しく、サービス事業所の利用継続が困難。障がい福祉サービスの利用のみでは、触法障がい者の再犯防止につながりにくい。』 を引き続き検討しました。
また、令和3年10月27日(水) 相談支援ネットワーク会議を開催しました。
弁護士から“成年後見制度について”事例を交え、講義をして頂きました。
10月に福岡市成年後見推進センターが設置されました。相談支援専門員も、成年後見制度の知識をもって、必要な制度や機関につなげることが求められています。

【令和3年度第4回東区部会活動報告】
令和3年11月16日(火)

第4回東区部会では、2つの地域課題を検討しました。
① 東区社会福祉協議会より出された『同世帯の中で複数の支援対象者がある場合』でというテーマに関する事例でした。
夫婦世帯や、未成年の子どもとひとり親世帯、高齢者と娘・孫の世帯など、いずれも複合的な課題があり、支援が困難な事例でした。
共通点は、支援者が共通認識を持って重層的に関わり、課題に応じて適切な機関がイニシアチブを取っていくこと。また、意向を尊重しながら伴走していくことが重要であることを確認しました。
② 東区で整理した地域課題テーマ⑪『医療ニーズが高いが、サービスの対象条件を満たさず希望する支援を受けられない。また、重症心身障がい者や医療的ケア児に対応できる短期入所やグループホームが少なく、家族の負担が大きい』でした。
医療と福祉の違いや現場の負担、報酬の問題など事業所単位では解決することが困難な課題であり、行政と共に抜本的な解決が求められることを確認しました。

【令和3年度第3回東区相談支援部会】
令和3年11月18日(木)

第3回東区相談支援部会は、『成年後見制度』をテーマに開催しました。
10月1日より福岡市社会福祉協議会に「福岡市成年後見推進センター」が開設されました。
福岡市成年後見推進センターから、センターの概要、日常生活自立支援事業や成年後見制度について説明がありました。
また、グループワークを行い、普段の相談支援業務で、“権利擁護に関して感じている課題”や“疑問点” “実際に成年後見制度に関する相談を受けた際にどのような対応を取っているのか”について意見交換を行いました。
グループワークは、東区社会福祉協議会にも参加して頂き、日々の支援の中で感じていることや思いについて活発な意見交換や情報の共有を行いました。

【令和3年第3回城南区部会活動報告】
令和3年11月16日(火)

今回は、①地域課題として挙がった事例の検討、②地域のネットワーク構築のための活動報告を行いました。
① 事例は『てんかん発作がある為、24時間見守りが必要な方の受け入れ先がない』でした。
・常時見守りや介助が必要、睡眠リズムが不規則、夜間に発声がある等の理由で県内外の入所施設も受け入れが難しく、在宅で重度訪問介護を利用して地域生活が送れないか検討を行っている事を報告しました。
・重い障がいがある方でも安心して過ごせる、環境や人員確保を含めた社会資源の不足を実感した事例でした。
② 10月21日こころのケア共感部会と城南サポネットで共催した、『城南区内における地域移行と定着の流れについての勉強会』と参加者のアンケートの振り返りを行いました。
また、2月に実施予定の地域の事業所との研修会に活かすことを確認しました。
12月は、城南区内・近隣の相談支援事業所と対面で集まり(城南そうだんねっと)、事業所の抱える課題などを共有する研修会を予定しています。

【令和3年度第4回早良区部会活動報告】
令和3年11月30日(火)

第4回早良区部会は『児童の短期入所調整から見えた課題について』というテーマで協議を行いました。
早良区南部は、山間部地域となる為、送迎サービスが行き届きにくい場所があったり、福祉サービス事業所までの距離が遠い為、様々な制約が生じることがあり、地域特有の課題があることが共有されました。
また、児童の特性によっては、利用できるサービスが限られていること、児童が利用できる短期入所が少ないことも区全体の課題として確認され、議論の中から児童に焦点を絞った課題解決に向けた取り組みの場が必要だという意見も上がりました。
 今後、協議会の専門部会である、“こども部会”の再開や、議論したい課題などを早良区部会として提案していきたいと考えています。

【令和3年度第3回東区心のケアネットワーク研修会】
令和3年10月28日(木)

第3回東区心のケアネットワーク研修会は、 “精神障がい者を支えるグループホームとの連携強化”のもと『動画での各機関の紹介』をテーマに会場とオンライン参加者を繋ぎ、開催しました。
コロナ禍で直接顔を合わせる機会が減る中、写真やパンフレットだけでは分からない各機関の特色等を、動画を用いて紹介することで、顔の見える関係づくりの一つのツールとすることが目的です。
参加いただいた各機関の紹介動画は、実際にそこを訪れたような雰囲気が感じられる程でした。今後の連携の一助となればと思います。

【令和3年度第3回中央区部会活動報告】
令和3年9月28日(火)

第3回中央区部会は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中のため、オンラインで開催しました。
前回から引き続き『家族が高齢、または障がいがあり、家族まるごとの支援が必要。生活困窮を含む複合的な問題が見られ、様々な立場の支援機関が関わるが効果的な連携が難しい』というテーマについて、現在取り組んでいる事、今後取り組んでいきたい課題を整理し、具体的な解決策について検討を進めました。
 区部会委員からは 「複合課題を抱える方々の支援の成功事例の共有」 「地域課題解決チームを作る」 「地域のボランティア活動との連携」などの意見が出ました。今後の支援を考えていく上で貴重なアイデアを得る機会となりました。
 また、相談機関につながるまでにハードルがあるという課題について 「基幹相談支援センターの周知や啓発を進めていく事」 「気軽に相談ができる場の設定」 「地域との関係作りをより深めていく」などの意見が出され、多様な気づきを得ることができました。

【令和3年度第3回博多区部会活動報告】
令和3年9月29日(水)

令和3年9月29日 第3回博多区部会を開催しました。
地域課題として『本人の性格・特性上、対応が難しく、サービス事業所の利用継続が困難。障がい福祉サービスの利用のみでは、触法障がい者の再犯防止につながりにくい。』をテーマに検討を行いました。
また、令和3年9月27日 「博多っ子★未来ネットワーク」を開催しました。
児童の支援に関わる特別支援学校の先生、スクールソーシャルワーカー、相談支援事業所等が参加しました。
コロナ禍の為、オンライン開催となりましたが、不登校の障がい児とその家庭に対して、どのような支援が考えられるか、意見交換を行いました。

【令和3年度第3回東区部会】
令和3年9月21日(火)

第3回東区部会は、地域課題の検討・課題解決に向けた協議を行い、以下の3つを再検討しました。
①発達障がいの特性に対応できる事業所が少ない。また、特性に合った支援を受けられず、生活の中で適応が難しい事が多い。
②強度行動障がい者の受入れ先を見つけることが極めて困難であり、安定した生活を築きにくい。
③身体障がい者の就労先、日中活動の場が少ない。
これらの課題に共通する事として、社会資源の整備や拡充、本人・家族のニーズに見合った支援の提供と併せ、本人・家族が諦めや疲弊感を感じる事なく、地域での生活を続けていく事が出来るような体制の構築が急務であると意見が出ました。
引き続き、区部会での協議を行い、課題解決に向けての提案や方策を福岡市の施策に反映させる事が出来ればと思っています。

【令和3年度第2回東区相談支援部会】
令和3年9月16日(木)

 第2回東区相談支援部会では、事例検討会を開催しました。
『支援者が困っている事、アドバイスを受けたい事例の検討』をテーマに、事例提供者は支援する際の困り事を意識しながら事例概要を説明しました。
また、質問者は事例に関する事と困り事に関連する事を意識しながら質問し、課題解決に向けたアイデアを思いのままに提案してもらいました。
参加者からは「情報整理を通して、普段の自分の傾向とは異なる考えを持つ事ができた。」
「複数名で課題解決を検討する事で気持ちが少し楽になる。」「さまざまな意見を聞く事で、広い視野が持てるようになる。」などの意見が出ました。
今後も地域の相談支援専門員のネットワーク構築や相談員が相互に研鑽できるような企画を提供していきます。

【令和3年度第3回南区部会活動報告】
令和3年9月10日(金)

今回は、南区で10項目に分類した地域課題から①『本人に困り感がなく、福祉サービスや医療の拒否があり、ハイリスク』②『家族が高齢、または障がい(疑い含む)、家族まるごとの支援が必要。親や子ども、生活困窮などの課題が複数あり、さまざまな立場の支援機関がかかわるが、効果的な連携が難しい。』を検討しました。 コロナ禍の為、オンライン開催となりましたが、区部会委員から“現状の困り事”などの意見が出され、課題に対する共通認識を得る事が出来ました。 関係機関と顔が見える関係を作っていき、当事者をたらいまわしにしない連携体制を構築していく等の取り組みを行っていきます。

【令和3年度第2回城南区部会活動報告】
令和3年9月14日(火)

今回は、地域課題の検討、ネットワーク構築について報告を行いました。
地域課題は『罪を犯した障がい者への支援』について検討しました。
過去の犯罪歴、障がい特性による突発的な行動があることで、入所施設やグループホームなどの受入れ先が見つからないことは、大きな地域課題です。そのような方への理解を事業者に促していくことが必要だと確認しました。
ネットワーク構築は、『こころのケア共感部会と城南サポネットの共催企画』(10月開催予定)について報告・確認を行いました。
『地域移行~地域定着の見える化』をテーマに、城南区内と周辺の病院PSWと連携しながら企画を立てていく予定です。
『そうだんねっと』では、オンラインの活用も含めて、ネットワーク構築を進めていくことを報告しました。また、介護者の急病で緊急対応後、受入れ先が見つからない事例について、区部会で事例検討を行っていくことを確認しました。

【令和3年度第3回早良区部会活動報告】
令和3年9月28日(火)

第3回早良区部会は『行動障がいのある児童の緊急時支援』というテーマで協議を行いました。
行動障がいのある児童は、相談支援事業所、学校、放課後デイサービス、居宅介護事業所、児童相談所、警察、病院、子育て支援課、区基幹相談支援センターなど、多くの機関が関わっています。
関係機関が互いに出来る支援を行っても、緊急時に生活を支えることが難しいという実情を事例を通して共有しました。
 その背景には、行動障がいに“対応できる事業所が少ない”、児童であるがゆえ“社会資源が少ない”ということが浮かび上がりました。
 社会資源の少なさについては簡単に解決できることではありませんが、この課題を解決していくために、区部会でも協議を積み重ね、解決策を提案していきたいと思います。

【令和3年度第2回心のケアネットワーク研修会】
令和3年8月26日(木)

今年度から取り組みの基盤に“精神障がい者を支えるグループホームとの連携強化”をあげています。今回は『精神科病院とグループホームのそれぞれの役割と連携について~事例を通して考える~』をテーマに開催しました。
東区内のグループホームの方々にも参加して頂きました。①「精神科病院からグループホームへ繋がった支援」 ②「グループホームから精神科医療に繋がった支援」の好事例を取り上げた後、参加者で意見交換をしました。
オンライン開催でしたが、顔の見える関係作りのきっかけとなりました。

【令和3年度第2回中央区部会活動報告】
令和3年7月27日(火)

コロナウイルスの感染予防を徹底した上で、令和3年度第2回中央区部会を開催しました。
中央区で解決を図る地域課題について、区部会委員から様々な意見を頂きました。
① 家族が高齢、または障がいがあり、家族まるごとの支援が必要。生活困窮を含む複合的な問題が見られ様々な立場の支援機関が関わるが効果的な連携が難しい。
② 障がい特性や状況に対応できる社会資源や支援者が不足しており、サービスにつながりにくい。また、サービスにつながっても継続が難しい。
令和4年度に向けて、上記①②の課題について、具体的な取り組みを考えていく事を確認しました。
今後も地域の課題解決を検討していくと共に、研修会やネットワークを活用し、定期的に情報発信の機会を設けていき、地域の方と一緒に考えていく必要性を感じました。

【令和3年度第2回東区部会活動報告】
令和3年7月20日(火)

第2回東区部会の活動報告では、他区への転居・転入に関する対応や次年度に向けた相談などが目立ち、研修等も含め、活動が少しずつ活発になってきています。
地域課題は、前回に引き続き、福岡市に提案している17項目の地域課題のうち、4項目について検討致しました。
社会資源不足や複合的な課題に対する支援について、障がい者差別による生きづらさ、地域移行時の住居確保、地域生活の定着に関する課題と多岐に渡りました。
区部会委員からは、支援者による重層的な連携で社会資源不足を補う、アウトリーチ型の伴走支援を実施し適切な福祉サービスへアクセスしやすい環境を作る、差別や偏見を無くし地域での見守り体制を構築するための啓発に注力する、入院・施設と地域生活の間に位置する中間的な体験の場が必要などの意見が挙げられました。
どの課題も一朝一夕に解決することは難しく、支援者のスキル向上や人員・制度の拡充など即応できることではないと痛感しましたが、検討を重ねていくことで解決の糸口を見つけられるように今後も取り組んでいたいと思います。

【令和3年度第2回南区部会活動報告】
令和3年7月9日(金)

今回は、第1回区部会(書面開催)で頂いた意見を共有し、今後の取り組みについて協議しました。
昨年度より南区では、10項目の地域課題について、事例を元に検討をしてきました。
今年度は、地域課題解決に向けて、より具体的に短期的・長期的に取り組むことを整理し、アンケート調査の実施やネットワーク構築に反映していくことになりました。また、新たな課題となる事例については、引き続き検討をしていく予定です。
ネットワーク構築については、オンラインを活用し『顔の見える 気軽に話せる つながり続ける』のテーマが途切れることのないよう企画をしています。
各関係機関の皆様と対面することができなくても、専門性の向上・関係性づくりに努めていきたいと思います。

【令和3年度第1回城南区部会活動報告】
令和3年7月20日(火)

今年度第1回の区部会では、年間活動計画案の提示、地域課題の検討、ネットワーク構築について報告を行いました。
地域課題は『重たい障がいのある方に対応できる事業所の確保が難しい』について検討をしました。サービスにつながらず、介護者が疲弊している為、「介護者が相談できる時間を定期的に持つのはどうか」という意見が出ました。
また「関係者間で話し合いを持ちながら、支援を進めてはどうか」という意見も出ました。
頂いた意見をもとに、取り組みを行い、再度課題が出た際は区部会に挙げることにしました。
ネットワーク構築は、7月13日開催の第17回城南サポネット『城南区はじめまして会』の報告を行いました。
医療機関や地域包括支援センターの方など多職種の方に参加していただきました。
今後、参加者同士の連携を深めていく為に、定期的なオンライン開催や対面での事例検討などを検討していきたいと思います。

【令和3年度第2回博多区部会活動報告】
令和3年7月28日(水)

今年度、初めての対面での開催で3月~6月分(4ヶ月分)の報告を行いました。
 地域福祉のネットワークづくりは、これまで居宅介護、生活介護、短期入所など事業所ごとにネットワーク会議を行っていました。
今年度は『はかた暮らしネットワーク会議(在宅生活支援ネットワーク)』として新たに発足し、11月25日に開催予定です。
相談支援事業所ネットワーク会議はオンラインで開催しました。報酬改定の研修と『コロナ禍の相談支援』をテーマにグループワークを行いました。 本年度から、特別支援学校に5校に1人、スクールソーシャルワーカーが配置されています。
保護者や担任からスクールソーシャルワーカーへ相談があり、家庭環境等の情報が共有しやすくなりました。
 地域課題については、前回書面でご意見をいただいた2つのテーマについて新たな対応策の方向性を確認するとともに、新たに『長期間の在宅生活が難しく、短期的に利用できる住まいの場が必要だが、住居探しが困難』 『動ける重度心身障がい者や医療ケアが必要な障がい者に対応できる短期入所やグループホームが少ない』というテーマを協議しました。

【令和3年度第2回早良区部会活動報告】 
令和3年7月27日(火)

第2回早良区部会は『母子寮ケースから見えてきた、障がいのある母子支援について』というテーマで協議を行いました。
オブザーバーとして、母子寮の施設長、子育て支援課の職員の方にご参加いただき、母子寮の機能や支援の実際、障がいのある母子の地域生活における課題について共有しました。
基幹相談支援センターからは、障がいのある母子への母子寮利用中、または退所後の支援について、支援状況のまとめを報告しました。
協議の中から、不足している社会資源、社会資源があっても、なかなか資源に繋がらない家族への支援、関係機関との連携の在り方、虐待や緊急事態の対応などの課題が浮かび上がってきました。
今後も区部会での検討を進め、課題解決に向けての提案や方策を探っていきたいと思います。

【令和3年度第1回中央区部会活動報告】
令和3年6月15日(火)

令和3年度第1回中央区部会は、初めてオンライン会議形式で開催しました。
中央区障がい者基幹相談支援センターの相談実績(昨年度)の報告や地域の課題について“解決が図れたこと”、“解決が図れていないこと”、“福岡市全体で話し合いを重ねていく事”などを共有しました。
令和3年度は、整理が進んだ地域の課題の解決に向けた具体的なアクションプランを作り、できることから一つ一つ取り組みを進めていく事を確認しました。
また、昨年度は新型コロナウイルスの影響で開催ができなかった「ちゅうちゅうネット研修会」について、今年は『強度行動障がい』をテーマに研修会を実施する予定です。

【令和3年度第1回東区部会活動報告】
令和3年6月22日(火)

今年度の東区部会は、福岡市に提案している17項目の地域課題を解決に向けて各区障がい者基幹相談支援センターで検討したアイデアを基に、各委員等に現状確認と意見や提案等を求め、課題解決に向けての糸口を掴む事に取り組んでいきます。
第1回区部会では①『本人に困り感が無く、医療や福祉サービス等受け入れが難しい事で生活の質の改善に繋がらない』②『効果的な連携と支援の構築が困難な複合的な問題を有する家族全体の支援が必要』の2つの課題について協議を行いました。
両課題共に解決に向けて即応できる具体的な手立てを見出す事は難しいものの、支援者の意識を変革していく必要がある事、柔軟な制度設計が必要である事、情報共有の方策を検討していく等の意見が出ました。
また、福岡市社会福祉協議会が実施している『日常生活自立支援事業』の現状報告も行いました。
キャッシュレス・スマートフォン決済の普及とその利用の容易さが、収支の把握を困難とし、生活困窮に至る一因となっているとの説明を受け、支援者で連携してその使用方法等について啓発していく必要がある事を改めて痛感しました。

【令和3年度第1回心のケアネットワーク研修会】 
令和3年6月17日(木)

東区の精神科病院・精神保健福祉士へヒアリング調査を実施し、地域課題を抽出しました。心のケアネットワーク研修会において、今年度は、その中から優先的に取り組むテーマを選定し、解決に向けて取り組むこととしています。
第1回心のケアネットワーク研修会では、テーマを『精神障がいに適切に対応可能なグループホーム及びグループホームスタッフの支援体制や支援力強化』に決定しました。
当日参加者より発案のあった具体的な取り組みのアイディアをもとに、今後の活動内容を検討していきます。

【令和3年度第1回博多区部会活動報告】
令和3年5月26日(火)

第1回博多区部会は、新型コロナウイルスの影響で通常開催ができず、書面開催をしました。
博多区で昨年度抽出した、12の地域課題について、課題の整理や新たな対応策の方向性を区部会で協議し、委員から意見をいただきました。
今回は、①『疾病や障がいに起因し、地域での住居探しが困難』 ②『新型コロナウイルスによる生活環境の変化で利用者・事業所に影響が出ている』を取り上げました。
① について、専門機関から障がいの特性に適した環境について助言をいただきながら、不動 産業者等やグループホームと検討の場を持つこと、住居探しの支援機関一覧を作成すること等、これからの取り組みを共有しました。
② について、事業所の休止により生活リズムが変化した、長期間の自粛のため本人や保護 者が苦労している、本来の問題がより顕在化しているという意見が出ました。
学校ではオンライン授業や分散授業で学習の機会は確保されてきたが、郊外での活動が実 施できないため貴重な体験の機会がなくなり、就労など進路決定に影響が出そうだとの意見も出ました。

【令和3年度第1回早良区部会活動報告】
令和3年5月25日(月)

第1回早良区部会は、以下の2点について協議を行いました。
① 区障がい者基幹相談支援センターの事例から導かれる福岡市の地域課題について
・各区障がい者基幹相談支援センターで対応する総合相談の事例をもとに、地域課題について、まとめられた内容について説明を行い、これまで区部会で協議してきた内容が協議会に報告されたことを共有しました。
② これまでの早良区部会での事例検討と地域課題について、内容の整理と課題解決に向けた取り組みの進捗状況、積み残されている課題の確認を行いました。

その他、今年度のネットワーク活動(指定特定ネット、凸凹ネットさわら、さわ介ネット)の活動予定について確認しました。

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