区部会とは
区部会は、協議会が各行政区において障がい者等の地域生活に係る支援がより適切に行われるように設置した部会で、区障がい者基幹相談支援センターを中心とし、区保健福祉センターや特別支援学校、療育機関等を委員としています。
主な活動は個別事例の検討、関係機関のネットワーク構築です。
区部会活動報告 令和元年度
- 【令和元年度 第6回中央区部会活動報告】令和二年3月24日(火)
第6回区部会は、集まっての開催は出来ませんでしたが、書面を通して区部会委員の皆さんから意見を伺いました。『障がい児者のヘルパーが圧倒的に不足しており、必要とする支援を利用できていない』という課題について、事例を基に2点検討しました。
1⃣ 障がい児者が地域で生活する上で、ヘルパーが必要不可欠であることを社会に周知していくためにはどうしたら良いのか
2⃣ 行動援護従業者養成研修修了者等の資格取得者がヘルパーとして働き、障がい児者の対応できる事業所を増やしていくためにはどうしたら良いのか
① 社会福祉協議会の広報誌や市政だよりで、一般の方向けに“障がい児者のヘルパーの必要性について啓発していき、ヘルパーの担い手を増やす”
② 福岡市独自のサービスである『共同支援の活用』
③ 中央区内のヘルパー事業所へ、アンケート調査(実態調査)やネットワーク作りなどの取り組み
④ その他、サービス支給時間について、“一人一人への柔軟な対応”やヘルパー研修修了者の就労状況の調査、北九州市が取り組んでいるグループ型の移動支援の取り組み
などの提案がありました。
- 【令和元年度第4回東区心のケアネットワーク研修会】令和二年2月12日(月)
今回は、ゲートキーパー養成講座(東区保健福祉センター主催)を受講された民生委員・児童委員の方々にも参加して頂きました。
はじめに、区障がい者基幹相談支援センターの説明を行い、『精神障がい者が地域で暮らすために必要なもの』をテーマに、各区基幹センターの圏域ごとに分かれ、グループワークを行いました。
日頃、地域の方々が感じている“課題や現状”について意見交換すると共に、顔の見える関係作りの重要性や障がいのある方が暮らしやすい地域の実現に向けた“見守り体制の構築”について共有することができました。
- 【令和元年度第3回早良区指定特定相談支援事業所ネットワーク】令和二年1月20日(月)
1月20日(月)第3回指定特定相談支援事業所ネットワークをももち福祉プラザで開催しました。参加者は、30名でした。(指定特定相談事業所15ヶ所から19名、弁護士2名、基幹相談支援センター9名)
『生活保護』をテーマに早良区保護課から、事例を交えて生活保護の仕組みと現状について分かりやすく説明して頂きました。
また、今回は弁護士の参加もあり、弁護士の視点から、助言も頂きました。
前回のネットワーク研修で、グループワークを行い、出し合った質問等にも詳しく回答があり、研修を通して生活保護の基礎知識から専門的なことまで共有し深めることができました。
アンケートには、研修での気付きや日頃の支援を振り返る機会になった等、多数の意見がありました。保護課とのつながりを作るきっかけにもなりました。- 【令和元年度第5回城南区部会活動報告】令和二年1月21日(火)
金銭管理の支援について、あんしん生活支援センターと情報交換を行い、各機関の連携が必要であることを確認しました。
今年度は、地域課題で『金銭管理の支援が必要だが対応できる人や支援機関がない事例』と『本人に困り感がなく福祉サービスや医療の拒否があるハイリスクな事例』について、事務局合同会議へ城南区部会として意見を提言することを確認しました。
面的整備では、今年度1回目の“城南サポネット”の企画について協議しました。多職種で集まることを活かした企画を考え、2月21日に開催を予定しています。
地域移行支援については、当センターが描いた“支援の流れ”(イラスト)を提示し、区部会委員から「イラストに温かみがあって流れも分かりやすい」とのお声をいただきました。このイラストの活用や、成功事例の紹介等、これから地域移行支援をどのように進めていけば良いか、様々なご意見を頂きました。
最後に、新規事例と緊急対応の状況について報告しました。緊急対応(緊急拠点の利用)については、特定の環境でないと過ごせない方の支援について、今後、課題があることと問題提起されました。- 【令和元年度第5回博多区部会活動報告】令和二年1月29日(水)
令和元年度第5回博多区部会を開催しました。子育て支援課より『要保護児童対策支援協議会(要支協)』について説明をしていただき、次年度より博多区基幹センターも協力することになりました。
実績報告では、高齢で病院受診をされていない方や学童の新規相談があり、支援対象者の幅が拡がっている印象があると報告されました。病院受診をされていない方の対応、サービスにつながりにくい方の支援について、委員より意見をいただきました。
前回からの取り組みで、金銭管理の支援については、区部会とは別に継続的な話合いの場を設けたいと提案しました。
事例検討では、テーマに『ひきこもり』を取り上げ、“予防”と“アウトリーチ”について、グループに分かれて検討しました。
“予防”については、行政とも連携し、早期発見・早期療育に努める。親が障がいについて正しい知識を得ることが大切。親子ともに孤立させないシステム作りが必要。
不登校児については、クラス替えなどの転機が支援に入るチャンスではないか。
卒業後においては、専門機関・基幹センターにつないでいただき、地域の見守りも活用しながら、家族も含めた支援体制を築きたい。
“アウトリーチ”については、高齢者の支援が入った際に、引きこもりの子を初めて把握するケースが多く、その情報を元にアウトリーチされている現状がある。
早い段階で支援に入れるよう、啓発に力を入れ『SOS』を出しやすい地域づくりを行っていきたい。
支援を拒む方や障がい受容が難しい方もいらっしゃるので、「障がい者」基幹センターの愛称を考えてみてはどうか、など今後の取組みにつながる意見も出ました。- 【令和元年度 第5回中央区部会活動報告】令和二年1月28日(火)
第5回区部会は、『何らかの支援は必要だが障がいの診断がない、又は、病識がなく支援への介入が難しい為、アウトリーチが困難な方』について4つの事例を基に検討しました。
インテークの面談時に “障がい者基幹相談支援センター” という名称に抵抗を示される方や、面談時点で拒否や戸惑いを見せる方がいるという課題が出されました。
中央区では、行政が運営している『心の健康相談窓口』やひきこもりを専門とした支援機関の活用、『ひきこもり支援者とのネットワーク作り』の取り組みで対応が出来ることがあげられました。
また、障がいのある人、障がいの疑いのある人等、誰もが相談しやすい窓口にしていく為の手段として、“障がい者基幹相談支援センター”に愛称(例:発達障がい者支援センター→ゆうゆうセンター、心身障がい福祉センター→あいあいセンターなど)を付けることを協議会へ提案することにしました。
- 【令和元年度第4回中央区部会活動報告】令和元年12月18日(水)
11月26日第4回中央区部会を開催しました。7月と9月に『障がいのある児童や保護者を取り巻く環境について』というテーマで地域課題を検討しました。
今回は、区子育て支援課にオブザーバーとして参加して頂き、「ダウン症で医療的ケアが必要な1歳の子の事例」を元に、意見交換を行いました。
既存の福祉サービスでは、制度の対象にならず、支援が受けられず家族が負担しながら地域生活を送っている子ども達はたくさんいます。
中央区では、地域生活を送る上で課題を抱えている子どもや家族に必要な支援がスムーズに行き届くように、“中央区子どもネットワーク”の構築を進めていく予定です。
- 【令和元年度第4回城南区部会活動報告】令和元年11月19日(火)
「金銭管理の支援が必要と思われるケース」について事例検討し、地域で課題となっていることを協議しました。金銭管理に関わるマンパワーの課題や少ない人員でも支援が行える仕組みについて、意見交換をしました。次回は、意見を踏まえて、区や市で取り組めることを確認する予定です。
面的整備については、区内の指定特定相談支援事業所から聴き取りを行った結果(中間報告)、相談支援事業所の現状や課題を共有しました。事業所への聴き取りは、今後も継続していく方針です。
地域移行については、精神科病院や行政の担当窓口から聴取した内容を報告し、今後の課題と区部会の取り組みについて意見交換を行いました。
最後に、災害時の緊急連絡が必要なケースについて、基幹相談支援センターでリストアップしている人が年々増えていること、今後は災害時の支援体制についても協議していく必要があることを確認しました。- 【令和元年度第4回東区相談支援部会/第3回心のケアネットワーク研修会活動報告】令和元年11月21日(木)
『医療と相談支援の連携』をテーマに、東区相談支援部会と心のケアネットワーク研修会を共同開催しました。
はじめに、医療機関から「精神科における入院から退院までの一連のプロセス」について、基幹相談支援センターから「医療機関との連携における計画相談の加算」について説明を行いました。 後半は、『医療と相談支援の連携』について、事例をもとにグループワークを行い、医療と福祉の双方ができる支援や日頃の連携において感じる課題、今後の加算の活用等について共有しました。
今後は、今回の研修会を通して見えてきた課題について整理し、連携強化に向けて取り組みを進めていきます。- 【令和元年度第4回南区部会活動報告】令和元年11月28日(木)
今回は、『金銭管理の支援が必要な方が多く、支援機関が不足している』という課題をテーマに意見交換を行いました。
福岡市社会福祉協議会から金銭管理の取り組みと現状について説明して頂き、今後の課題や他機関の取り組みについても共有を行いました。
支援機関の拡充が必要ではあるが、金銭管理は専門性とリスクが高く、普段から関わっている支援者も専門性を高めること、成年後見制度利用の促進が必要なことなど、課題の整理と啓発の取り組みについて意見が出されました。- 【令和元年度第4回東区部会活動報告】令和元年11月19日(火)
今回は、9つに分類した地域課題の1つである『金銭管理の支援が必要な方が多く、支援機関が不足している』について検討を行いました。
金銭管理に関する支援は、社会福祉協議会が実施しているサービスがあります。
しかし、利用希望者が多く、対応が難しいため、日頃から支援を行っている福祉サービス事業者等が金銭管理を担っているのが現状です。
課題を解決するために、今後考えられる取り組みとして、保護課との連携や将来的な自立の力を育む学校教育、金銭管理を担う事業者が安心して対応できるような公的な仕組み作り等のアイディアが挙がりました。これからもこの課題に関する整理と検討を進めていきます。- 【令和元年度第11回南区つながるネット】令和元年11月5日(火)
『緊急時を想定した相談支援』をテーマに、相談支援事業所向けに「緊急時に使える社会資源について」説明を行いました。障がい者多機能支援施設の方より「医療的なケアが必要な方の支援を行うにあたってのポイント」や「支援が上手く進んだ事例」について話をして頂きました。
グループワークでは、緊急時に対応したケースや、支援をする上で課題に感じていること等についての意見交換と全体での共有を行いました。
ニーズにあった短期入所先を探す難しさや移送の問題について、家族へのアプローチの必要性等が話題に上がりました。- 【令和元年度第4回博多区部会活動報告】令和元年11月27日(水)
実践報告では、10月の相談件数が去年の同じ時期の倍になり、緊急対応も多かった状況が報告されました。
地域包括支援センターとの連携も増え、直面している8050問題や引きこもり、ハラスメントについて、区部会委員の方々から意見を頂きました。
事例検討では、『金銭管理支援について』をテーマとし、保護課のケースワーカーにも参加して頂きました。
金銭管理支援の現状や、自分の事業所でどういう取り組みができるかを話し合いました。
金銭管理支援を必要とする対象者は、幅広いので、アセスメントの重要性や、個々にどのツールを使うか、統一した書式等を用いれば支援者が協力して金銭管理を行えるのではないか等、さまざまなアイデアが出されました。
今後も継続して検討の機会を持ちたいと考えています。- 【令和元年度第4回早良区部会活動報告】令和元年11月26日(火)
11月26日第4回早良区部会を開催しました。 『住まいの場の確保』という地域課題について「保証人が見つからず、住宅確保が出来ない外国人の方の支援について」をテーマに検討を行いました。
福岡市社会福祉協議会生活支援サービス係の方に東区で実施している「住まいサポートふくおか 障がい者版」について取り組み(モデル事業)の現状や課題について情報提供して頂きました。
障がいに対して理解のある協力店(不動産会社等)が少ない中、居住支援法人や区障がい者基幹相談支援センター等関係機関が連携して課題解決を行い、入居支援につなげている事例の報告がありました。
事例検討は「保証人不在」や「外国人」という課題はあるものの、不動産会社や住宅のオーナー等が安心して貸与できるよう、支援者側が支援体制や計画を丁寧に説明することが住宅の確保につながるのではないかという意見が出されました。
こうした取り組みを重ねて、障がいに理解のある協力店を増やして行くことが重要であることを確認しました。
- 【令和元年度第3回中央区部会活動報告】令和元年9月24日(火)
9月24日、第3回中央区部会を開催しました。地域課題の『障がいのある児童や保護者を取り巻く環境について』第2回の協議を踏まえて、さらに掘り下げて検討しました。
また、第12回ちゅうちゅうネット研修会(落水洋介さん講演会)の振り返りを行いました。参加者は、183名(区部会委員、実行委員含む)でした。福祉事業者に留まらず、当事者や民生委員児童委員等の地域からも多数参加して頂き、盛会に終わりました。障がいのあるなしにかかわらず“人として生きるということ”を考えさせられる内容だったとの意見が多くありました。- 【令和元年度第3回南区部会活動報告】令和元年9月26日(木)
今月は、地域ネットワーク作りについて報告を行いました。ネットワーク会議の分科会として7月30日に開催した第1回居宅介護部について報告を行いました。また、9月27日に行う第10回ネットワーク会議に向けて最終確認を行いました。11月5日に行う第11回つながるネット(指定特定相談支援事業所の会議)案の検討を行いました。
- 【令和元年度第10回南区ネットワーク会議】令和元年9月27日(金)
9月27日第10回南区ネットワーク会議を開催しました。 今回は、九州大谷短期大学幼児教育学科の先生に『お互いにとって、心地よい距離のとり方を考える』をテーマに講演していただきました。
“相手の気持ちだけでなく、自分の気持ちも大切にする”“自分のこころの整理法やストレス解消法を持つことで、自分の気持ちに余裕が出来、利用者の奥に隠されている気持ちをくみ取れること”などの発見がありました。
講演の中で、グループワークもあり、お互いの意見を交換することで、より深い学びになりました。- 【令和元年度第2回早良区相談支援事業所ネットワーク研修会】令和元年9月9日(月)
9月9日(月)第2回早良区指定特定相談支援事業所ネットワーク研修会をももち福祉プラザにて開催しました。参加者は、13名でした。(相談支援事業所11ヶ所、13名)
『成年後見制度』 をテーマに、2名の弁護士を講師に招き、“基礎知識” や“ケースを通しての体験談”、“弁護相談の内容や体制について”分かりやすく話して頂きました。
その後、グループワークでは、疑問点や困難ケースについて、弁護士を囲んで協議し、助言を受けました。
1時間半の研修でしたが、日常の業務につながる充実した内容になりました。今後も弁護士を囲んでの研修を検討したいと思います。- 【令和元年度第3回博多区部会活動報告】令和元年9月25日(月)
令和元年度第3回博多区部会は、ネットワークづくりの一貫として行っている精神保健福祉ネットワーク会議(7月開催)の報告を行いました。
訪問看護事業所より講師を招き、多職種連携・チーム支援の事例を紹介して頂き、それぞれの事業所が担う役割やチーム支援について学びました。(参加者約70名の参加者)
事例検討では、ゆうゆうセンターから出された事例を元に『発達障害の方の特性に合わせた個別の体験の場』をテーマに話し合いました。
就労の希望はあるが、集団での訓練等が合わず、広義の引きこもり状態になっている発達障がい者の方に対する支援の経過について報告がありました。個別活動の時間を作り、不安の軽減や自身の状況を客観的に整理する取り組みを行い、自立訓練の見学体験を経て、就労訓練に近い支援を行った内容について説明がありました。
今後、施設整備が予定されている『発達障がい者支援・障がい者就労支援センター(仮称)』の基本計画の中で、専門機関における個別支援プログラムによる体験・訓練機能の制度化が必要だと共通認識をしました。
- 【令和元年度 第2回東区心のケアネットワーク研修会】令和元年8月29日(木)
今回は、『音楽を通した地域共生の取り組み』として、インドネシアの伝統楽器を用いた音楽実践に取り組んでおられる方をお招きし、これまでに開催された精神科病院でのワークショップ等についてご講演して頂きました。
また、『精神障がいにも対応した地域包括ケアシステム』に関する説明を行い、地域包括ケアシステムの実現に向けた福岡市の取り組みの進捗状況について、報告しました。
グループワークでは、今年度の目標である 『普及・啓発』 に関連して、「地域づくりに向けて、所属機関で取り組んでいること」と「今後取り組んでみたいこと」をテーマにデスカッションしました。
医療・福祉・行政それぞれの強みを活かし、今回出た多くのアイディアを元に、次回以降の研修会を企画していく予定です。
- 【令和元年度第2回中央区部会活動報告】令和元年7月23日(火)
7月23日、第2回中央区部会を開催しました。地域課題のテーマとして『障がいのある児童や保護者を取り巻く環境について』を検討しました。中央区基幹相談支援センターに入る相談の中で、障がい児に関する相談が増加傾向にあります。不登校、発達障がいなど相談内容は、多様化する一方、相談できる機関が限られています。相談の予約に何ヶ月も待つことがあり、相談先や福祉サービスにつながりにくい状況がみえてきました。そのため、課題を抽出し、分類、焦点化するまでを第2回から第4回の区部会で検討していきたいと考えています。
- 【令和元年度第1回南区ネットワーク分科会居宅介護部】令和元年7月30日(火)
南区部会では、南区の障がい福祉サービス事業所を対象に“南区ネットワーク会議”を年に2回、開催しています。 今年度は、ネットワークを業種や分野に分けて横のつながりを強固なものとすることを目的とし、南区ネットワーク会議の分科会として7月30日に居宅介護部を開催しました。福祉の現場を盛り上げていくため、専門性を高め、きめ細やかな支援を行っていけるように新たな取り組みとして実施しました。 グループディスカッションでは、日頃の業務で困っていることや、今後学びたいこと、支援にあたって必要なこと等の意見を出し合いました。困っていることに関しては、共感する意見も多数出され、ディスカッションの時間が足りない程でした。今後は、『制度の理解について』を学び合いたいとの意見も出ました。 今回、参加できなかった事業所向けに、今回の取り組みの内容を載せた広報誌を作成し、送付を行う予定です。
- 【令和元年度第2回城南区部会活動報告】令和元年7月23日(火)
7月23日に第2回城南区部会を開催しました。①各専門部会の進捗状況について情報を共有②地域課題の検討方法と事例検討(2ケース)③面的整備と地域移行の取り組みについて協議しました。 ②地域課題は、77ケースの事例をカテゴリ別に9つに分類し、その中の「本人に困り感がなく福祉や医療の拒否がありハイリスク」という事例について検討し、支援介入の難しさを確認しました。③面的整備と地域移行については、取り組み方に関する意見を区部会で出し合い、次回の区部会にて進捗を確認することにしました。 その他、指定特定相談支援事業所の閉鎖に伴うケース移管が発生し、他の事業所への受け入れを調整する場合の課題が報告されました。今後、相談支援事業所へのバックアップの方法を検討していく必要があると考えています。
- 【令和元年度第2回博多区部会活動報告】令和元年7月31日(水)
令和元年度第2回博多区部会を開催しました。実績報告では、大雨の際に、運営母体である施設に避難の要請があり、民生委員やケアマネージャーの訪問があったこと、緊急時受け入れ・対応拠点の事前登録を進めているが、未就学児や医療的ケアが必要なお子さんの受入れ体制が十分でない現状の報告がありました。
事例検討では、「重度重複障がい者の施設(グループホーム含む)入所について」をテーマに話し合いました。
現在、市内の入所施設はいっぱいで、市外に範囲を拡げて入所施設を探している状況や高齢の両親が会いに行けるような距離に住まいの場(グループホームや入所施設)がない状況が浮き彫りになりました。- 【令和元年度第2回早良区部会活動報告】令和元年7月23日(火)
7月23日第2回早良区部会を開催しました。『発達障がい児の支援体制の確立について』をテーマに地域課題を考えました。
事例と併せて、学校現場の実態やSSWや特別支援教育コーディネーターの役割と課題を報告してもらいました。
“発達障がい児の不登校”や“病院受診の拒否”、“授業中の困りごと”等の相談が増えていること、多機関に相談をしているが相談窓口が分からず支援の統一ができていない等、発達障がい児やその家族が孤立化するという実態が浮き彫りになりました。
また、ゆうゆうセンターからは、ペアレントメンターの活用について情報提供がありました。
保護者が発達障がいの特性を理解し、支援の方法や医療機関との関わり等の情報共有ができるような場について、SSWやリーダーコーディネーター等との協議と連携を進めていく必要があると考えています。
- 【令和元年度第1回博多区部会活動報告】令和元年6月12日(水)
令和元年度最初の博多区部会は、昨年からのメンバーに加え、ゆうゆうセンター所長を委員として新たに迎えてのスタートとなりました。平成30年度事業実績報告、令和元年度の事業計画を協議しました。
事例検討では、『訪問系のサービスを長時間利用している方のサービス調整の難しさについて』をテーマに話し合いました。本人と過ごす時間が長いため、本人との間に軋轢が生じやすく、支援者が疲弊し、次々に交代するなど、慢性的なマンパワー不足に陥るといった現状があります。このような課題をどのように解消していくかが検討されました。
本人が安定して支援を受けるためには、事業所が安心してサービス提供できる環境も必要であり、その一つとして、平成31年4月当初に厚労省より出された『介護現場におけるハラスメント対策マニュアル』が紹介されました。- 【令和元年度第1回早良区相談支援事業所ネットワーク研修会】令和元年6月10日(月)
6月10日(月)第1回早良区指定特定相談支援事業所ネットワーク研修会をももち福祉プラザにて開催しました。参加者は、31名でした。(うち、指定特定相談支援事業所11ヶ所、13名)
今回は、指定特定相談支援事業所の管理者様に『就労系サービスにどうつなぐか』をテーマに、就労支援のモデル「Train-Place Model」から「Strengths Model」に変化していることや、就労支援の『注目したい新たな加算や新サービス』について、ご講話して頂きました。
相談者に適した就労系支援事業所を選ぶには、その事業所が、どのような加算をしているか(福祉専門職員配置、就労移行支援体制、在宅時生活支援サービス 等)や新たなサービス(就労定着支援事業等)を実施しているのかを、把握していることが大切です。なぜなら、それによって、専門性の高さや支援の充実度がある程度推測が出来、選択の判断材料の一つとなるからです。
各種の加算について、事業所説明会では理解出来なかったことも「(加算について)理解が出来、参考になった」という意見が多く出されました。
- 【令和元年度第1回城南区部会活動報告】令和元年5月21日(火)
5月21日、第1回城南区部会を開催しました。各区部会員の自己紹介と今年度の区部会活動について『事例検討・地域課題抽出方法の確認』 『目的の確認』 『事務局体制の説明』を行いました。
『実績報告』では、区部会員より、個別の事例について、“ケースの対応” “その後の展開” 等の質疑応答を行いました。- 【令和元年度第1回中央区部会活動報告】令和元年5月14日(金)
5月14日、第1回中央区部会を開催しました。地域課題として『金銭管理の支援を拒否される方の日常的な金銭管理の在り方について』を取り上げました。①社会福祉協議会のノウハウを伝達 ②区役所保護課の協力 ③教育・体験による習得の場の確保 等の意見が出ました。
また、ちゅうちゅうネット実行委員会、相談支援部会などの年間活動を確認しました。
中央区内の事業所が参画している実行委員会も、今年で3年目に入ります。研修企画に留まらない拡がりのある活動を目指していきたいと考えています。- 【令和元年度第1回東区心のケアネットワーク研修会】令和元年5月23日(木)
第1回心のケアネットワーク研修会を開催しました。今回は、今年度から東区をモデル事業として取り組む 『住まいサポートふくおか』 について、市社会福祉協議会の方をお招きし、事業概要を説明していただきました。その後、グループワークを通して、事業の理解促進と日頃の業務における住まいの課題について意見交換を行いました。
また、障がい福祉サービスの活用促進に向け、平成30年度の改正内容と今年度の新規取り組みに関する周知を図りました。
最後に、昨年度の本会の振り返りと今年度の取り組みについて報告しました。今年度の本会テーマは、 『普及・啓発』 です。新たに地域活動支援センターも構成員としてお迎えし、精神障がいをもつ方々が主体的に生活できる地域を実現するために、医療・地域・行政の協議を重ねていきます。