区部会活動報告

区部会とは

区部会は、協議会が各行政区において障がい者等の地域生活に係る支援がより適切に行われるように設置した部会で、区障がい者基幹相談支援センターを中心とし、区保健福祉センターや特別支援学校、療育機関等を委員としています。

主な活動は個別事例の検討、関係機関のネットワーク構築です。

区部会活動報告 令和元年度

【令和4年度第6回早良区部会活動報告】
令和5年3月28日(火)

今回の早良区部会では、今年度のネットワーク活動の振り返り、今年度協議したひきこもりの方への支援について早良区で取り組む内容、次年度の協議事項について検討しました。
今年度の区部会で協議した内容を踏まえ、次年度さわら子ども福祉ネットでは「ひきこもりを防ぐための支援」を、さわら障がい福祉ネットでは「ひきこもり状態の方への支援」をテーマに会を企画していくこととしました。また、新たに発達障がいの子を持つ保護者が相談できる場や地域の中でのひきこもりについての専門相談の場を早良区内で設ける取り組みを行っていくこととしました。

【令和4年度第6回南区部会活動報告】
令和5年3月24日(金)

南区で検討している地域課題の内の1つ、「ひきこもりの方で不安を抱えており、医療機関にかかる事が難しい。また支援機関が少ない。」というテーマについて今回も検討を行いました。その中からひきこもりの予防策について今後検討していくことになりました。若者のひきこもり支援をしている事業所はいくつかありますが、実際に紹介する時にどういった機能があり、どう働きかけてくれるのかを知らないと、つなぐことも難しいとの意見がでました。まずは資源を知る事から始め、情報を整理し、不足部分、充足している部分を継続して検討していく事となりました。

【令和4年度第6回博多区部会活動報告】
令和5年3月16日(木)

自立生活援助に取組む事業所を増やす働きかけと、相談支援の充実を目的に、相談支援事業所向けに「自立生活援助の活用と実際」について学ぶ機会を設けました。
また、ハローワークと障害者職業センターをオブザーバーとしてお招きし、「障がい者の就労に関わる環境について」を地域課題として検討しました。働き方が多様化する中で不適切な労働環境が見過ごされる側面があります。ハローワークにおいても労働相談は多く、障がい者の合理的配慮、事業所の指導等も行っている現状をお話いただきました。労働環境の改善、障がい特性に配慮した職場内のサポート体制、就労に関わる機関との情報共有等を協議しました。

【令和4年度第6回東区部会報告】
令和5年3月14日(火)

今回の東区部会では、年間を通じて継続協議を重ねた「日中活動後の居場所」について、最終的な方針を決めました。本件は協議の結果、学生ボランティアと地域の事業所の協力による居場所の確保ができないか検討することとなりました。その前段として、意識調査を実施し、ボランティアと事業所によるモデルケースを作るべく、アンケートの内容や手法を協議しています。何処にどの様な手法で働きかけを行うかは、引き続き慎重な協議が必要なため、新たに実行委員を立ち上げることとしました。次年度以降の東区部会では、17の地域課題の中から改めて課題を選定し、課題解決に繋がる方法を模索、提言すべく検討をしていく予定です。

【令和4年度第6回城南区部会活動報告】
令和5年3月14日(火)

第6回城南区部会は今年度最後になるため、年間を通して取り上げた事例やネットワーク構築について報告・振り返りをおこないました。区部会委員から意見やアイデアをいただき、次年度の取り組みに活かしていくことを確認しました。 今年度の区部会で取り扱った「金銭管理支援(2事例)」「困り感がなく医療の拒否がある」「支援が安定せず続かない」「家族まるごとの支援が必要」という5事例について、区部会委員からネットワーク構築やクライシスプランの作成について意見をいただきました。
ネットワーク構築では、相談支援事業所と基幹センターで気軽に情報交換できる目的として立ち上げたメーリングリストの活用や、地域住民とのネットワーク作りについて、区部会委員の取り組みやケースから学んでいくことを確認しました。  次年度、区部会がより活性化できるよう、区部会委員と協働していきたいと思います。

【令和4年度第5回西区部会活動報告】
令和5年2月24日(金)

今回の事例検討は(地域課題1と12)「引きこもり状態で支援が必要だが、本人は困り感がなく支援を望まない、かつ、セルフネグレクト状況」のケースについて意見交換をしました。 今後、区部会委員より、本人に困り感がないことを前提とした事例を集め、検討と確認を行うこととなりました。
また、防災(地域課題17)、西区自治会の防災研修の報告を経て、第3回目防災研修の流れを確認(西区の避難状況報告と個別避難計画書の作成)しました。 

【令和4年度第5回中央区部会活動報告】
令和5年1月24日(火)

令和4年度第5回中央区部会では、小学生の児童から差別的な扱いをうけた障がい者の事例を通し「地域の障がい理解の啓発」について協議しました。
社会福祉協議会には学校から講義の依頼が入ることもあり、児童がわかりやすく障がいについて理解できるような講座を行っていたり、学校でも学年ごとに伝わりやすい形で障がい理解の授業に取り組んでいる事などを知ることができました。 今回の事例については差別的な言動を行ったのが低学年の児童で、「障がい」や「障がい者差別」について「未学習」である可能性もあり、そのような児童に対し、一方的に大人が理解を促すのではなく、どの様に伝えるかが今後の理解にも繋がるといった意見が出ていました。正しく理解を促す方法については、今後中央区部会で実施している「こどもネットワーク」や、学校を始めとした様々な関係機関と協議、検討していきます。

【令和4年度第5回博多区部会活動報告】
令和5年1月19日(木)

博多区では、「はかた暮らし(在宅支援)」「精神保健福祉」「博多っ子★未来(児童)」「相談支援」のネットワーク活動を通して、各機関とのネットワークづくりを実施しています。
今年度、新たに、博多区・東区圏域の支援者の有志が発起人となり、「東と博多の重心・医ケアねっと構想(名称:SEねっと)」を発足しました。10月から事例をもとに連携について協議したり、人材育成について話し合いを重ねています。重心・医ケア児者の生活を支えるための基盤づくりとして、支援者のネットワークにより相互協力できる体制づくりを行い、共通の課題に取り組んでいきます。

【令和4年度第5回城南区部会活動報告】
令和5年1月17日(火)

第5回の城南区部会では、「高齢の親とひきこもりの子どもの家族丸ごとの支援」(いわゆる8050問題)について事例検討を行いました。オブザーバーとして校区の地域包括支援センターの方に参加していただき、予想される事態やできる支援などを話し合いました。サービスを使わなくても地域で見守れる体制を作ることが大切になると確認しました。
1月19日には相談支援事業所向けに「サービス等利用計画と個別支援計画はつながっている!」をテーマに研修とグループワークを予定しています。サービス等利用計画を通して相談者さんの生活全体を考えた時に、相談支援事業所とサービス提供事業所が、どのように連携したらより良い生活を提供できるかについてを話し合う予定です。

【令和4年度第5回南区部会活動報告】
 令和5年1月27日(金)

今回の南区部会では、『卒業後に支援が途切れてしまい、長期のひきこもりとなるケース』について検討を行いました。事例を基に検討した結果、特別支援学校の在学中の支援や、卒業後のフォロー体制の必要性について共有することができました。また、「ひきこもりの支援として、支援者の入れ替わり等で長く繋がり続けることが難しい」「信頼関係が構築される前に途切れてしまう」「ひきこもりの支援機関はあるものの、当事者や家族に支援の情報が届きづらい」等の課題が挙げられました。再度事務局にて課題を整理し、次回の南区部会で解決策の検討を行う予定です。

【令和4年度第5回早良区部会 活動報告】
令和5年1月24日(火)

今回の早良区部会では、第3、4回の区部会で協議した引きこもりの方への支援方法のうち、「引きこもりを防ぐための早期介入」と「引きこもり状態の方への支援について」という視点で整理し、支援の方策や早良区に必要な資源、取り組めることを中心に協議しました。
対象者の障がい特性を理解し適切に関わること、関係機関の役割を知り機能的に連携すること、学齢期から成人期まで途切れずに支援できることが重要だと再確認しました。また、早良区内で気軽に引きこもりについての相談をできる専門機関がないことも、課題として共有されました。
今回整理した内容を、事務局合同会議や協議会へ報告していくこととしました。

【令和4年度第1回さわら子ども福祉ネット】
令和5年1月26日(木)

さわら子ども福祉ネットは早良区内の障がい児に関わる事業所や学校関係者を対象としたネットワーク活動です。昨年度の区部会で協議された、「家族全体的に支援が必要なケースへの対応」をテーマに、1部では事例報告、2部ではグループワークを行いました。グループワークでは各事業所や学校で支援されているケースや支援内容の共有、関係機関との連携について意見交換したあと、早良区に必要と思われる社会資源について、参加者同士でアイディアを出し合いました。
アンケート結果からは、「関係者で顔を合わせて意見交換できてよかった」「お互いの事業所や支援のことを知ることができた」「今後も事例検討を行いたい」等の感想をいただき、来年度の活動にも活かしていきたいと考えています。

【令和4年度第5回西区部会活動報告】
令和4年12月23日(金)

今回の区部会での事例検討では、「引きこもり状態で支援が必要だが、本人には困り感がなく支援を望んでおらず、かつセルフネグレクト状況」のケースについて意見交換をしました。今後の方向性としては、区部会委員から本人に困り感がない事例を集め、検討と確認を行うことになりました。
 災害時の対応については、西区自治会の防災研修の報告を踏まえ、障がい福祉サービス事業者向け第3回防災研修の実施内容を確認(西区の避難状況報告と個別避難計画書の作成)しました。 

【令和4年度第4回中央区部会活動報告】
令和4年11月22日(火)

令和4年度第4回中央区部会を開催しました。検討事項として、「福祉と教育が効果的に連携するなかで必要な情報共有を図り、本人主体の支援を行う」事について、前回に引き続き協議を進めました。
その結果、サポートブック利用の啓発や改良、教育と福祉の連携に関してスクールソーシャルワーカーや相談支援事業所に更なる協力を求めるなど、各委員より様々な意見がでました。今後の取り組みとして、コ-ディネーター会議において、福祉サービス利用までの流れを、基幹相談と計画相談のそれぞれの役割などを含めて知る機会を持つこと、2月の相談支援事業所とのネットワーク研修会で行政の担当窓口である福祉・介護保険課、健康課と相談支援事業所とで意見交換を行うことなど、具体的な方針を検討することができました。地域の課題解決に向けて今後も引き続き検討していきます。

【令和4年度第4回東区部会活動報告】
令和4年11月15日(火)

今回の東区部会では、今年度より継続協議中である「日中活動後の居場所」について、これまでに挙がったアイデアを実現させる方法の協議を行いました。既存の社会資源同士を組み合わせることで、アイデアを実現するための課題解決に繋がるのではないかという視点で、『学生や民生委員と福祉施設』『障がい者(児)と高齢者』など、各機関の強みをいかしての協働や、『地域の施設が持ち回りで居場所を提供する』といった事業所同士の連携などに着目した意見が挙がりました。課題を解決するには、枠にとらわれず分野横断的な支援を行うことが有効であり、それにより新たな交流が生まれ、人材育成、啓発活動、地域交流にも繋がる可能性を見出すことができました。今後も引き続きアイデアの実現に向け協議していきます。

【令和4年度第4回博多区部会活動報告】
令和4年11月17日(木)

はかた暮らしネットワーク会議において、事例をもとに『支援マップづくり』を行いました。また、地域課題を解決するための取組みとして、どのようなことが考えられるかを協議しました。「ひきこもり」の課題については、支援機関やインフォーマルサービスの情報を共有しました。「カスタマーハラスメント」の課題については、支援者のメンタルヘルスや身を護るための知識を学ぶ機会や、ケア会議等に関係機関が協力する等の意見があがりました。これらを、令和5年度の「はかた暮らしネットワーク」「博多っ子★未来ネットワーク」「相談支援ネットワーク」の企画に反映させていきます。

【令和4年度第4回城南区部会活動報告】
令和4年11月15日(火)

今回は、「本人が支援を拒否しており、セルフネグレクトの状態。緊急的な介入が難しい」ケースについて協議しました。協議の結果、緊急時の介入の判断を複数の機関で確認できる仕組みづくりについて、協議会に報告することを確認しました。
また、12月15日に開催予定の城南サポネットについて意見交換を行いました。今回のサポネットは「お互いの役割やできることについて話し合い、相互理解を深めよう」をテーマに、それぞれの役割や支援の考え方の共有化を行います。支援機関の役割を理解することで、円滑な連携が図れ、障がいのある方を支えていける地域になればと思っています。

【令和4年度第4回早良区部会活動報告】
令和4年11月22日(火)

今回は、「引きこもり状態の方への福祉サービスの検討」をテーマに検討を行いました。
 引きこもり状態になる方に対して、福祉サービスとしてどのような内容が適切か、どこに課題があるのかを検討するために、訪問型自立訓練・訪問看護等で支援を行っている方にオブザーバーとして参加していただき、福祉サービスとしての支援の実情について共有しました。
 引きこもり状態になっている方への支援は、支援につながるまでかなりの時間がかかることが多く、時には年単位で関わりを築いていくこともありますが、福祉サービスだとその間の関わりは無報酬になってしまいます。そのため、支援者側の負担が大きく継続的な関わりができなくなるなど、支援体制を作ることが難しいことが課題として挙げられました。
 福祉としてどのような手立てがあれば解決できるのか、継続して検討を行います。

【令和4年度第1回さわら障がい福祉ネット】
令和4年11月15日(火)

さわら障がい福祉ネットは早良区内の全障がい福祉事業所を対象としたネットワーク活動です。今年度は「みんなで作ろう、さわらの福祉」をテーマに、地域生活支援協議会や早良区部会、ネットワーク活動などについて共有し、区内の事業所が日々支援を行う中で感じる課題を地域課題として基幹相談支援センターと共有し、区部会や協議会への提案に繋がっていくきっかけの場とすることを目的に、1部を講演、2部をシンポジウムとして開催しました。
52事業所、80名の方にご参加いただき、アンケートからは、「協議会のことについて知ることができた」「他事業所の方と顔を合わす機会を持ててよかった」という意見を多数あり、ご参加いただいた方からはご好評でした。

【令和4年度第3回中央区部会活動報告】
令和4年9月27日(火)

今回はゆうゆうセンターより地域課題に関する事例の提供をいただき、アセスメント情報の共有や、教育・福祉の連携の場について検討を行いました。
情報を共有するためのツールとしてサポートブックなど様々な方法がありますが、実際にはツールの活用や周知が進まず、有効な情報共有が図れていない事があります。
相談支援専門員は生活全体のニーズを把握し、総合的なサービス等利用計画を立てる役割を求められていますが、関係機関との連携が不十分な場合は、必要な情報や総合的な援助方針の共有、具体的な支援の役割分担や課題が曖昧なまま支援が進み、本人を中心にした支援に繋がらないこともあります。
福祉と教育の連携や効果的な情報共有を考えるためには、現在の課題をさらに掘り下げながら、話し合いの場の設定や効果的なツールの開発・改善なども考えていく必要があります。
区部会での検討を通じて、地域のネットワークや福岡市全体の課題として検討ができるように、協議を進めていく予定です。

【令和4年度第3回博多区部会活動報告】
令和4年9月15日(木)

長引くコロナ禍において、もともとあった問題が顕在化しており、虐待(疑い含む)対応や権利擁護のご相談が、新規ケースでも個別ケア会議でも報告されました。
9月は精神保健福祉ネットワーク会議を開催し、‘大人の発達障がい’をテーマに講義をしていただきました。医療関係者の参加も多くあり、事業者さんとのつながりができてきています。地域福祉の基盤づくりとして、重心・医療的ケア児を支援している事業所から‘どのようにして支援体制を築いていくかを協議する場が欲しい’という声を受け、準備会を計画しています。
地域課題の取り組みでは、これまで区部会で検討してきた6つのテーマについて、今年度の取り組みの進捗状況と今後の課題について確認しました。

【令和4年度第3回南区部会活動報告】
令和4年9月20日(火)

南区で検討している6つの地域課題テーマについて、区部会委員から「現在取り組んでいること」「これから取り組みたいこと」について意見をいただきながら、内容を深めていきました。健康課からは家族向け学習会の取り組みを、ゆうゆうセンターからは他区で行っている他機関との勉強会の取り組みなどが報告されました。次回以降この内容を、昨年度から整理している取り組みアイデア31項目に付け加えて、短期的に取り組むもの、長期的に取り組むものに整理をしていきます。
区内のネットワーク構築については、障がい福祉サービス事業所等を対象とした「ネットワーク会議」、指定特定相談支援事業所を対象とした「つながるネット」居宅介護事業所を対象とした「居宅介護分科会」の進捗を報告しました。コロナ禍のため、開催方法を工夫しながら、南区内のネットワークを構築していきます。

【令和4年第3回城南区部会活動報告】
令和4年9月20日(火)

今回の区部会では、「支援の要求はあるが、病状や知的障がいにより支援が長続きしない」ケースについて協議しました。サービス利用等が安定せず、区基幹相談センターで伴走的に支援しています。計画相談や他機関も継続的に関わっていますが、どのような連携・役割分担できるかが課題になっており、います。継続して検討しを行い、支援の在り方について整理をしていきます。
城南そうだんねっとを、9/13に城南保健所にて対面形式で開催し、城南区・近隣区の計画相談事業所(11事業所15名)の方にご参加いただきました。グループワークでは、利用者さんとの関係作りで大切にしている事など、様々な感じ方・捉え方があることを共有しました。1人相談員事業所も増えており、利用者さんとの向き合い方や距離感、スケジュール調整の難しさ等、課題も見えてきました。今後も連携してお互いにサポートし合える関係に繋がればと思います。
事業実績報告では、ご家族の急病等で緊急拠点事業所での受け止めはできたものの、再度、緊急事態に陥らないための予防の取り組みには繋がらなかった事例を報告しました。普段から継続した支援につながることが難しい方で、再度何か起きた時のために関係機関と連携しながら、情報収集や準備をしておく必要があることを確認しました。

【令和4年第3回早良区部会活動報告】
令和4年9月27日(火)

今回は、「引きこもり状態の方への支援の手立てや関係機関の役割の整理と共有」をテーマに検討を行いました。
実際に引きこもり状態になってしまった人への支援について、専門機関であるよかよかルームにオブザーバーとして参加していただき、引きこもり支援の実情や関係機関の役割について共有しました。引きこもり状態になると、社会参加するためのきっかけを失ってしまうことから、家族や当事者が相談できるような場が、地域にあることが望ましいという意見が出ました。
関係機関と地域が連携して引きこもり状態になった人と繋がっていくことが、解決のために重要ですが、関係機関のマンパワーには限りがあるため、効率的な連携のありかたがポイントであり、支援体制や連携について、今後も継続して検討していきます。

  
【令和4年度第3回西区部会活動報告】
令和4年8月26日(金)

昨年より検討していた「医療的ケア児の事例」について、今までの検討内容をもとに関係者と共に地域課題シートにまとめ、区部会で確認し事務局合同会議へと報告することとなりました。また西区部会の合意を得て、今後医療的ケア検討委員会を設置し、区内で「学ぶ場」「移動手段」「情報収集」について取り組みを進めていきます。
「緊急時の対応」について、エリア単位(早良区・西区)で取り組みを開始し、生活介護、短期入所事業所に聴き取りと啓発を行い、事業所の現状を共有しました。
ネットワーク活動報告では、西保健所と合同で「医療との連携」研修を開催し、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムについて」の講義と、「お互いの業務を知ろう」というテーマで、西区の精神科4病院と計画相談事業所でGWを行いました。アンケート結果からは、「医療との連携のきっかけができ参加して良かった」と意見がありました。
西区部会防災対策検討委員会では、7月15日に第2回研修開催いたしました、第3回目の実践研修に進めていく予定です。

【令和4年第2回中央区部会活動報告】
令和4年7月26日(火)

令和4年度第2回中央区部会を開催しました。
今回は、複合課題に関する啓発研修の進め方、家族関係や金銭管理に課題のある、困難事例について、検討を行いました。
複合課題のある世帯への支援については、家族関係、生活困窮など様々な課題が生じており、困りごとに合わせて関係機関も多くなります。
多機関が協同し、支援を進めていくには、それぞれの機関でできること・できないことの相互理解や課題整理、全体的な支援の方向性を定めていく必要があります。
区部会委員をはじめ、関係者の方に意見をお聞きしながら、事例を中心に、役割の理解促進に留まらず、具体的な解決策の糸口が見えてくるような内容で企画を進めていきます。

【令和4年度第2回博多区部会活動報告】
令和4年7月21日(水)

相談支援ネットワーク会議「いきいきセンターとの連携」をテーマに相談支援事業所といきいきセンターの意見交換を企画しました。介護保険移行期の手続きに関わる研修を盛り込み、高齢分野と障がい分野の連携を促進しました。
また、2年間取組んできた地域課題「ひきこもり」「金銭管理」「住まい」「重心・医ケア」「カスタマーハラスメント」「ハイリスク」を、地域の基盤づくりや区内のネットワーク構築に反映させていくための整理を行いました。

【令和4年第2回東区部会活動報告】
令和4年7月19日(火)

第2回東区部会は、『日中活動後の居場所』をテーマに、在宅生活支援におけるサービスの隙間時間に関する地域課題を検討しました。
障がい者の安全安心を担保する見守りや、居場所となる資源が少ない現状から、地域活動支援センターや公民館の活用が効果的との意見がある一方で、ソフト面・ハード面ともに機能の見直しが出来れば、可能性が広がるのでは…との意見もあがりました。
また、既存の社会資源の掘り起こしをしていくことで、対応可能なケースや、新たな連携をすることで改善できる可能性も見出せた部分もありました。この課題に関しては、引き続き協議を行っていきます。
既存資源の活用や工夫・改善で対応可能な点と、機能・制度の見直しに繋げていきたい点を整理し、事務局合同会議へと報告する方針となりました。

【令和4年第2回南区部会活動報告】
令和4年7月29日(火)

昨年度整理した、南区の6つの地域課題テーマについて、取り組みアイデア(31項目)を区部会委員が『現在取り組んでいること』『これから取り組みたいこと』のレポートを作成することにしました。
次回、各委員より報告を行い、“早急に取り組むべきこと” “時間をかけて協議が必要なこと”などの整理を行っていきます。
区内のネットワーク構築については、
① 『南区ネットワーク会議』(障がい福祉サービス事業所等を対象)
② 『つながるネット』(指定特定相談支援事業所を対象)
③ 『居宅介護分科会』(居宅介護事業所を対象)
の3つのネットワークについて、進捗報告を行いました。
コロナ禍の為、開催方法等を工夫しながら、当事者の為のネットワーク構築に努めていきたいと思います。

【令和4年第2回城南区部会活動報告】
令和4年7月19日(火)

今回は『本人に困り感がなく、福祉サービスや医療の拒否がある方(Cさん)』について事例検討を行いました。 オブザーバーとして、校区の地域包括支援センターの方に出席して頂きました。 地域での実際の取り組みなども踏まえ、意見交換を行いました。 地域で活用できるネットワークは、どんなものがあるか。Cさんが地域でどんな役割を持ち、居場所をつくっていくか等のキーワードが挙げられました。 ネットワーク構築について、6月から開設したメーリングリストを活用し、メンバーの皆さまと研修内容について意見交換しています。 実際の事例検討のほかに、情報交換会を実施して、顔の見える関係性をつくっていきたいと思います。

【令和4年度第2回早良区部会活動報告】
令和4年7月26日(火)

今回は「学校卒業後社会に適応できず引きこもり、保護者の高齢化を前に相談したことをきっかけに手帳の取得や福祉サービスに繋がったケースをもとに地域や支援者にできること」をテーマに事例検討を行いました。
事例を基に引きこもり状態になる前にどのような支援が必要か検討し、各関係機関(特別支援学校、ゆうゆうセンター、社協、基幹相談)ともに引きこもりに関する対応ケースは多く、どの機関も長期的な支援になっていることが共有されました。
学齢期においては、発達障がいによる障がい特性が背景にあることもあり、そのような場合、特性に合わせた支援を行っていくことが必要だが、一度つまづくと不登校になり、卒業後引きこもり状態になってしまうことが多々あるため、在学中に完全にフォローするということが難しく、卒後は社会的なつながりが無くなってしまうことも危惧されます。
引きこもりになる前の段階で支援者が把握し、複数機関で関わりながら支援体制を作っていく必要があることを確認し、具体的な方法について継続的に検討していくこととなりました。

【令和4年度第2回西区部会活動報告】
令和4年6月24日(金)

今回の区部会では「医療的ケア児者の地域生活の課題」について検討を行いました。事務局で課題を整理し、協議会に報告していくこと、西区の取り組みで出来ることを考えました。
 また、西サポネット(障がい福祉サービス事業所などのネットワーク)では、研修会の報告を行いました。5月には日中活動系(生活介護・短期入所・日中一時)が実施した研修会「特別支援学校の現状と課題」の報告を行っています。卒後の進路の受け入れ先がひっ迫している課題について、意見交換を行っています。
6月には西区相談あつまろう会(相談支援事業所)が「住まいの支援」をテーマに、アセスメントと支援の組み立て方について開催した報告がありました。引き続き他の事業種で研修会などを行っていく予定です。
 西区防災対策検討委員会では、7月15日(金)に「第2回西区部会防災研修」を行い、西区のこれまでの防災の取り組みや、個別避難計画書を用いたこれからの取り組みについて説明する予定です。

【令和4年度第1回中央区部会活動報告】
令和4年5月24日(火)

令和4年度第1回中央区部会を開催いたしました。
本年度は、区部会委員の約半数が入れ替わりました。これまでに区部会を経験されている方も含め、新たな視点で地域の課題について検討を進めることができました。
昨年度は、複合課題のあるご家庭に対する、支援の課題について検討を行ってきました。
本年度は、研修など啓発活動を行うほか、複合課題を含む、様々な困難事例について個別のケースから検討を進めていく事を確認できました。
中央区部会では、様々な地域のネットワークを生かし、福祉行政、専門機関や事業所と連携・協力し地域の課題解決と、地域の体制作りを進めて参ります。

【令和4年度第1回博多区部会活動報告】
令和4年5月19日(木)

 今年度第1回の博多区部会は、 区部会委員や博多区基幹センターのコーディネーターの交替があり、自己紹介を行いました。また、コロナ禍は続いていますが、活動が通常通りに戻りつつある状況などの報告がありました。
地域課題は、『本人に困り感はないが、医療拒否がありハイリスクの方の支援』をテーマに、書面開催含め、数回に渡り、区部会で解決策の検討について話し合いました。
多機関が集まり、情報共有や役割分担を行い、支援について協議する場が必要、との共通認識に至りました。今後、実際の取り組みにつなげていきます。

【令和4年第1回城南区部会活動報告】
令和4年5月17日(火)

今回は、今年度の区部会委員・オブザーバー名簿の確認、自己紹介、事例検討、ネットワーク構築について協議しました。
 事例検討は、『金銭に関する課題があり、かつ、人間関係を築くことが難しい方の支援』について意見交換をしました。
ご本人との関係性を大事に考え、金銭被害から守れるよう、支援体制・対応策を検討すること、介入できる時期を待ちながら、支援を継続していくことを確認しました。
 ネットワーク構築は、“城南そうだんねっとメーリングリスト”を開設し、城南区障がい者基幹相談支援センターと指定特定相談支援事業所が、計画相談や事務関連での困りごとなどを気軽に相談できる場を設けることを提案し、合意が得られました。
6月から始動できるよう、準備を進めています。
コロナ禍で対面の機会が減っている中、新たなネットワーク構築に活用していければと思います。

【令和4年第1回早良区部会活動報告】
令和4年5月24日(火)

今回は、『専門的なアプローチが必要な児童に対して、受け入れ可能な事業所が無いケース』をテーマに協議を行いました。
障がい特性があり、個別対応や特別な環境設定など、支援に配慮が必要な発達障がい児が地域に多くいることから、どういった支援の手立てが考えられるのか協議しました。
ゆうゆうセンターを始め、各関係機関の役割や実情を共有する中で、教育機関と福祉サービスの連携についても検討し、保育所等訪問支援事業の活用等の意見が上がりました。
 今回の協議を早良区内のネットワーク活動にも活かし、安心して生活できる地域づくりに取り組んでいきます。

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