区部会活動報告

区部会とは

区部会は、協議会が各行政区において障がい者等の地域生活に係る支援がより適切に行われるように設置した部会で、区の相談支援センターを中心とし、区保健福祉センターや特別支援学校、療育機関等を委員としています。

主な活動は個別事例の検討、関係機関のネットワーク構築です。

区部会活動報告 平成28年度

【平成28年度第4回事務局合同会議】
平成29年3月17日(金)

3月29日の地域生活支援協議会にて、区部会ネットワークの取り組みを、博多区と中央区から報告することになりました。今回は、それ以外の区から報告を行いました。また、協議会で報告する事例の確認を行いました。
来年度からの協議会に関する会議のあり方については、事務局合同会議を年3回開催し、それ以外の月に主任コーディネーター会議を実施する方針となりました。

【平成28年度 第9回城南サポネット活動報告】
平成29年2月14日(火)

城南保健所にて第9回城南サポネットを開催いたしました。『他の事業所の取り組みを知ろう!~ちょこっと♡あなたにプレゼント♡~』をテーマに就労継続支援B型事業所、居宅介護事業所、地域活動支援センターⅠ型の3施設から、事業所の活動内容や取り組みなどについて紹介をしていただきました。利用者との関わりの中で気を付けていることや、職員の働きやすい環境作り、人材育成の取り組みなど、普段は聞く機会の少ない内容も聞くことができました。参加者からも色々な質問があがり、充実した会議となりました。今後も各事業所の取り組みを紹介し、日々の支援に活かしていけるような企画を行っていきたいと思います。

【平成28年度 第5回博多区部会活動報告】
平成29年1月25日(水)

今回の博多区部会では、ネットワークに関する取り組みとして平成28年12月21日に開催した「指定特定相談支援事業所ネットワーク会議」の報告を行いました。多数の指定特定相談支援事業所の参加があり、名刺交換やグループワークによる意見交換を行い、指定特定相談支援事業所同士の繋がりを作ることができました。
 地域課題協議として、「精神障がい者の男女関係の支援に関する事例」を協議しました。指定特定相談支援事業所としてサービス等利用計画により支援を行いながら、対人関係についてどこまで支援を行うか、どのように支援をすることが本人にとって望ましいかについて意見交換を行いました。

【平成28年度第5回中央区部会活動報告】
平成29年1月17日(火)

今回の区部会では、主に1月20日(金)に行う『第8回ちゅうちゅうネット研修会』について話し合いました。今回は来年度からの相談支援体制について、福岡市保健福祉局障がい者部障がい者在宅支援課相談支援係 係長に講義をして頂くことになっています。また事例検討も企画しており、参加して頂く皆様からの率直なご意見や支援に関するご助言を頂きたいと思っています。そのための事前準備として、話題提供となる事例の内容確認や区部会委員の役割分担等について確認を行っています。第8回となる研修会が、参加して頂ける皆様の実になるものとなるように、区部会員一同、協力し合っていきたいと考えています。

【平成28年度 第5回城南区部会活動報告】
平成29年1月17日(火)

今回の区部会では、両親が高齢である知的障がい者(療育手帳A2)の事例検討を行いました。通所施設から直接、日中一時支援施設を利用する際の移送はどこが担うかという点と、家族の用事があるときや将来の生活を見据えて短期入所・日中一時支援を利用したいが、空きが少なく、思うように利用できていないという点が課題として挙がりました。前者については送迎加算を付けることで解決できそうでしたが、後者については区部会での協議内容や意見を踏まえ、事務局で再度整理し次回の区部会で報告することにしました。
ネットワークの構築については、第9回城南サポネットの企画内容を協議しました。城南区内の福祉サービス事業所の情報シートを作成し、サポネット参加事業所や情報シートを提供していただいた事業所へ配布することを確認しました。

【ネットワーク構築について(第2回東区ネットワーク会議)】
平成28年12月10日(土)

去る12月10日(土)、障がい福祉に携わる関係者が地域の課題を共有したり、顔の見える関係づくりを行ったりするための東区ネットワーク会議、ネットワーク作り忘年会を開催しました。平成29年度に予定している区障がい者基幹相談支援センター、地域生活支援拠点等の整備に向け、厚生労働省から相談支援専門官である大平眞太郎氏をお招きし、平成30年度に向けた障害者総合支援法の改正ポイント、地域生活支援拠点、意思決定支援、計画相談支援の重要性や主任相談支援専門員について講演をしていただきました。その後、東区で事業を行っている代表の方6名にそれぞれの立場から、計画相談支援、居宅介護、入所施設の役割、就労支援、医療的ケアへの対応、ホームレス支援について現状と課題をご発言いただき、その発言に対して大平専門官からコメントをいただきました。講演も含めて非常に的確で分かり易いご説明で次年度の取り組みに弾みがつきました。その後は、例年通り忘年会を行いました。今回は、2つの事業所の方々に余興を披露して頂きました。ネットワーク会議には138名、忘年会には93名の方にご参加いただきました。
来年もどうぞよろしく願い致します。

【平成28年度 第5回東区部会活動報告】
平成28年12月20日(火)

今回の区部会では、本人の意思確認ができない金銭管理が断続的に発生し日常生活自立支援事業を利用した金銭管理の支援が困難になった事例について検討を行い、その中で福岡市社会福祉協議会あんしん生活支援センターの実施する事業について委員間で共有する機会を持ちました。その上で、専門機関同士がお互いの事業内容をよく知った上で連携することの重要さ、増え続ける日常生活自立支援事業の希望への対応や市民後見の活用等も含め、権利擁護に関する地域課題の検討を区部会でも行っていくことの必要性を確認しました。

【平成28年度 ネットワーク構築について】(第2回東区サービス連絡会議相談支援部会)
平成28年11月7日(月)

今年度2回目の相談支援部会を「サービス等利用計画と個別支援計画の連動」をテーマに開催し、講演とグループワークを行いました。県の自立支援協議会のアドバイザーの講演を受けて、実際の事例を通してチーム力が上がったポイントや今後工夫できることについてグループワークを行いました。講演では、ご自身がコーディネートした事例も交え、サービス等利用計画と個別支援計画の連動、基本相談の重要性、日頃から相談支援専門員と関係者が関係を構築しておくことの大切さ等について話をしていただきました。グループワークでは、日頃からの関係構築に必要なアイデア等がたくさん意見として出されました。計画相談支援は本格実施されてからまだまだ日が浅く課題は山積していますが、この制度を良いものにしていくのは活用している「人」だと思います。この制度が真に利用者にとって良いものとなるために、これからも関係者一丸となって取り組みたいと思います。

【平成28年度 第4回博多区部会活動報告】
平成28年11月30日(水)

今回の博多区部会では、地域課題協議として、「脳性麻痺の知的障がいと重度の身体障がいを重複した方の地域生活継続のための支援」についての事例を協議しました。本人は家族と同居しており、日中は生活介護に通所、自宅ではヘルパーの支援を受けて生活をしていますが、両親の高齢化により在宅生活が難しくなってきています。本人は施設入所に強い抵抗感を持っており、グループホームの入居を希望していますが、脳性麻痺の方が入れるグループホームがないために、家族との同居を継続しています。脳性麻痺の方が地域生活を継続できるための居住支援の必要性について協議を行いました。

【平成28年度第4回中央区部会活動報告】
平成28年11月22日(火)

今回の中央区部会では、70代の視覚障がい者で、介護保険非該当の方の事例検討を行いました。非該当になったことで、デイサービスに通えなくなり、デイサービスに代わる居場所はどんなところがあるかを話し合いました。ふれあいサロンやシニア健康教室への参加、生活介護、自立訓練の利用など様々な意見が出されました。また、一人暮らしで障がいを持つ高齢者が地域で生活をしていく上で、いきいきセンターとの連携がとても重要となってくるのではないか、という意見も出されました。介護保険非該当となったことで、“障がい福祉サービスが代わりを担う”ということではなく、いきいきセンターと協力しながら共に支え合うということの必要性を認識しました。その為にも、今後の勉強会や研修会への参加の声掛けをし、互いのスキルアップ及び、連携強化に努めていきたいと思います。

【平成28年度 第4回城南区部会活動報告】
平成28年11月15日(火)

今回の区部会では2つの事例について検討と整理を行いました。最初に、前回検討を行った高次脳機能障がいの事例について整理し、地域生活支援協議会に地域課題として上げることを確認しました。次に、住居がなく親族の支援者がいない知的障がい者の事例について検討を行いました。グループホーム契約時の身元引受人や、通所サービス利用時の緊急連絡先が確保できないこと、医療に関する同意を誰が行うのか等の課題があがりました。身元引受人にどのような役割が求められるのか、柔軟に対応できるように何か手段がないかなどの意見交換を行い、地域課題として地域生活支援協議会に上げていくことを確認しました。
また、地域のネットワーク作りについては、第8回城南サポネットの企画の最終確認や、城南そうだんねっとの開催報告と次回企画についての意見交換を行いました。

【平成28年度 第4回東区部会活動報告】
平成28年10月18日(火)

今回の東区部会では、世帯全体に日常生活自立支援事業を活用して支援を開始しようとしている事例について検討を行いました。事業を活用することにより本人のQOLが向上し、余暇活動が充実するような支援の必要性を確認し、その為に本人自身が本当に必要なことに自分のお金を使うことのできる技能を身につけるためにはどうすれば良いか議論しました。東区部会ではあんしん生活支援センターの相談員に臨時委員として参加いただいたことにより、ようやく権利擁護に関する議論を深めることができるようになったと感じています。事例検討を行う中で、権利擁護の支援が必要な障がい者へのアウトリーチ、日常生活自立支援事業の対象者像、フレンドホームの利用者の減少等が課題として認識され、次回は日常生活自立支援事業の利用が限界にきている事例について検討を行うことを確認し、事例検討を終えました。

【平成28年度 第3回城南そうだんねっと】
平成28年10月25日(火)

障がい者地域生活支援センターりーどにて第3回城南そうだんねっとを開催しました。社会資源の活用をテーマに、障がい福祉サービスの種類や枠組みについて整理を行いました。また、障がい支援区分が必要なサービスなどを利用する際に気を付けるポイントの確認を行うとともに、実際の相談支援の中で疑問に思ったことについて意見交換を行い、ファイル整理や記録の取り方など事務的な作業をスムーズに行うために工夫していること等について共有しました。

【平成28年度 ネットワーク構築について(第1回東区ネットワーク会議)】
平成28年9月28日(水)

9月28日(水)、新しくなみきスクエアの中に完成した東市民センターで今年度第1回の東区ネットワーク会議を開催しました。福岡市障がい者等地域生活支援協議会の中に地域生活支援拠点等整備検討部会が設置され拠点等整備の在り方が検討される中、地域においても面的整備をどのように進めていくかという視点でネットワーク構築に取り組まなければならないという意味では、ネットワーク構築の在り方も新たなステージに入ったという意識を持っています。そこで、今回のネットワーク会議では「地域生活支援拠点」をテーマに、その概要説明を行った上で、ワールドカフェ方式のグループワークを行い、参加者皆で「この地域に必要なこと、自分達が取り組めること」について意見交換を行いました。ワールドカフェ方式は、固定化したグループワークと異なり流動性のあるグループワークが特徴で、より多くの人と多様な意見交換を行えることが利点です。100名の参加者が様々な意見を言い合いとても活発な議論ができ、最後には「東区地域生活支援拠点面的整備推進協議会(仮称)」の設置をスローガンに皆で取り組むことを確認しました。また、会議の最後に平成28年度版東区社会資源ガイドブックの完成についても報告しました。今年度版には、約80の事業所に登録いただき、障がい福祉サービス事業所だけでなく、訪問看護事業所等の登録もありました。登録してくださった皆様本当にありがとうございました。第2回東区ネットワーク会議は12月10日(土)に東区役所講堂で行いますので多くの方のご参加をお待ちしております。

【平成28年度 第3回博多区部会活動報告】
平成28年9月28日(水)

今回の博多区部会では、9月に博多区健康課と共催で開催した「博多区精神保健福祉ネットワーク会議」の報告を行いました。支援で困っている事例を通してグループワークを行い、参加者同士の名刺交換や意見交換を行い、各関係者のネットワークを創ることができ、参加者の皆様に、たいへん好評をいただきました。
地域課題協議は、精神障がい者の事例で「障がい者福祉と介護保険の両方のサービスを利用している事例」について検討しました。介護保険に移行した障がい者が地域生活を継続するために、どのような支援が必要か等について協議を行いました。「障がい者福祉と介護保険が連携する仕組みが必要なのではないか」等の意見が出ました。

【平成28年度第3回中央区部会活動報告】
平成28年9月27日(火)

今回の中央区部会では、脳性麻痺で身体障害者手帳1級・療育手帳A1を取得している5歳の児童の事例について検討を行いました。母親の職場復帰に伴い、通園先の送迎バス停車場所までの送迎を移動支援でお願いしたところ、「両親が共働きで一定以上の収入があり、必要不可欠な状況と認められない」ことから、移動支援の利用が認められませんでした。話合いの中で、障がいを抱えた子どもがいる家庭が働きやすい環境を整えていく必要があるのではないか、安定した収入があればサービスの利用が難しくなり、働くことができないことは両親の自己実現の視点から合理的配慮に欠けるようにも感じられるなどの意見が出ました。子どもの通園に伴う離職を減らすために「学校に入学するまでの期間」のサービスについて地域課題として議論を深めていこうとの結論に至りました。障がい児・者、またその家族が平等にサービスを受けることができるように働きかけていきたいと思います。

【平成28年度 第3回城南区部会活動報告】
平成28年9月20日(火)

今回の城南区部会では、脳出血により高次脳機能障がいになった40代の方の事例について検討を行いました。身体障害者手帳1級、精神保健福祉手帳2級、区分5、要介護3の状態で施設入所にて機能訓練を利用していましたが、期限満了の為に退所することになり、その後の生活場所として入所施設を探しました。しかし、重度の高次脳機能障がいへの対応が可能で、すぐ入所できる事業所が見つからず、自宅に戻られています。行動障がいもあり、自宅での生活は家族の負担が大きく、生活介護や短期入所の利用を設定しましたが、本人の拒否感が強く利用には繋がっていません。このような重度の重複障がいをもたれている方にどのような支援が考えられるか、社会資源があるのかなどについて意見交換を行いました。特化した施設はなく、生活の場を探すことや支援体制を整えていくことの難しさが課題にあがり、今後も継続して検討をしていくことになりました。
その他、地域のネットワーク作りの取り組みについて報告を行い、企画について意見交換を行いました。計画相談支援や委託相談支援事業所の実績などについても報告、意見交換を行いました。

【平成28年度 第3回東区部会活動報告】
平成28年8月16日(火)

今回の東区部会では、オブザーバーとして東福岡特別支援学校の進路専科2名にも参加してもらい、高等学園卒業後一般就労したものの職場定着することが難しく1年以内に離職した事例の検討を行いました。本事例の今後の支援方針について意見交換すると共に、職場への定着が難しいことの背景やあるべき支援について協議を行いました。高校卒後は、一般就労に限らず移行期特有の様々な課題があることが確認され、教育、雇用、福祉による重層的な移行支援の必要性を認識しました。今後については、移行支援をスムーズに行う為のネットワーク構築に取り組まなければならないと感じました。

【平成28年度 第2回城南そうだんねっと】
平成28年8月23日(火)

障がい者地域生活支援センターにて第2回城南そうだんねっとを開催しました。指定特定相談支援事業所の中には職員1人の事業所もあり、支援の中での課題の整理や大変だったことなどを共有する場がないという意見も出ていたため、茶話会を開催してざっくばらんに意見交換を行いました。普段は抱え込みがちなことや、支援をする中での大変さや課題などを聞くことができました。今後の城南そうだんねっとの中で取り組んでほしいことや、学んでいきたいことについても意見交換を行いました。いただいた意見を企画に反映していければと思っています。

【平成28年度 第3回西区部会活動報告】
平成28年8月24日(水)

今回の西区部会では、家族に精神疾患等があり、保護者の体調が安定せず、療育に継続して通うこと が難しい事例について検討しました。事例検討の中で、障がい福祉サービスでの送迎(通園介助を含む) が利用できればよい、通園に関する仕組みの見直しが必要、また、市内3療育センターで定期的に事例検 討を行っているのであれば、そこから提言していくことも方法の一つではないかという意見が出ました。
また、『西サポネット』について、毎年、「タイムリーな話題」をテーマとして『西サポネット』を開催してきたが、「タイムリーな話題」をテーマとするだけでは、継続的なネットワークを保つには限界を感じており、事務局としても、テーマ決めに関して煮詰まってきている状態が続いているという現状を確認しました。そこで、継続的なネットワークを構築するためには、『西サポネット』の運営に、外部の方を巻き込んでいってはどうかという意見や、構成メンバーの人選等については、外部の方を巻き込んだネットワーク構築を行っている、東区・城南区等に話を聞くことを区部会で確認しました。

【平成28年度 東区部会ネットワーク構築について】
平成28年7月5日(火)

今年度第1回の東区サービス連絡会議相談支援部会を開催しました。東区内の指定特定相談支援事業所に勤務する相談支援専門員18名が集まり、今年度の事業計画や東区社会資源ガイドブック登録シートの内容について話し合い、今後サービス管理責任者との合同研修や困難事例の検討を行うこと等を確認しました。
(第2回心のケア連絡会)
今回は、「改正精神保健福祉法の現状と課題」をテーマに、東区の5つの医療機関の相談員の方に講演していただきました。シンポジウムには54名が参加し、「何かあってからではなく、何もない時でも情報共有する事が重要ではないか」等の意見が出され、医療機関との連携の在り方を確認しました。その後の懇親会には27名が参加し、業種を超えて親睦を深め合うことができました。

【平成28年度第2回中央区部会活動報告】
平成28年7月19日(火)

今回の中央区部会の事例検討では、現在24時間体制での支援を受けながら一人暮らしをされている身体障がいの方への事例を通して、重度訪問介護を行うことが出来る事業所や支援者不足をどのように補っていくかを話し合いました。現状では長時間対応可能なヘルパーの不足や、夕方・休日のヘルパーの確保、重度訪問介護に対する登録ヘルパーでの対応の難しさ等、今回の事例に似たケースは他にも多数あるように感じられます。今後は地域生活支援協議会の事務局合同会議への提案もふまえ、「ヘルパー不足」に焦点を当て、他の事例についても検討していき地域課題の精査をしていこうとの結論に至りました。
また7月22日(金)に行われる『第7回ちゅうちゅうネット研修会』の最終打ち合わせを行いました。参加頂ける方々にとって実践に活かすことができる研修会となるよう協議を行いました。

【平成28年度 第2回城南区部会活動報告】
平成28年7月19日(火)

今回の城南区部会では身体障がい者手帳1級、療育手帳A1、精神保健福祉手帳1級の方の事例について検討を行いました。身体的にほぼ全介助が必要ですが、器質性パーソナリティー障害がいのために強いこだわりがあり、環境改善が難しいケースでした。ヘルパーについても受け入れが難しいことと、重度訪問介護による長時間の支援になるため、事業所が見つからずに必要なサービス提供ができない状況が続いているため、支援の定着が難しいこと、障がい特性の理解をヘルパーに促すこと、環境改善に対して取り組みができないかなど意見交換を行いました。
城南区のネットワーク作りについては、平成28年6月15日に開催した第7回城南サポネットの実行委員にも参加をしてもらい、報告と振り返りを行いました。城南そうだんネットについては今後の企画について検討を行いました。

【平成28年度 第2回東区部会活動報告】
平成28年6月21日(火)

今回の東区部会では、重症心身障がい児を抱える家族への支援、療育環境を整えるために必要な取り組みについて検討を行いました。家族の諸般の事情によって、子どもが発達にとって決して好ましいとは言えない養育環境に置かれている場合には、ファミリーサポート事業、健全育成事業等様々な子育て支援、家族支援の方法を検討すると共に、日中一時支援の送迎、肢体不自由児単独通園の年齢制限の緩和等療育センターの取り組みについても検討が必要ではないか等の意見が出されました。
なお、今回の区部会より東区部会では権利擁護、地域づくり等の検討も行うことを視野に入れて福岡市社会福祉協議会・あんしん生活支援センターから臨時委員に就任いただきました。ますます活発で幅広い議論が行われることを期待しています。

【平成28年度 第7回城南サポネット】
平成28年6月15日(火)

城南保健所講堂にて第7回城南サポネットを開催しました。平成28年度からの施行を踏まえて「障害者差別解消法とは?私たちは何に気を付けたらよいの?」をテーマに、福岡市に差別禁止条例をつくる会の事務局の方に講義をしていただきました。後半は事業種別ごとにグループに分かれ、用意された事例をもとにロールプレイを行い、支援者としてどう感じたか、本人の立場になってどう感じたかなどを話し合い、出た意見をもとに事業所として出来る配慮や取り組みについて意見交換を行いました。
 「障害者差別解消法を基礎から知ることが出来た」、「知識や考え方を深めることが出来た」等、多くの感想をいただきました。今回の城南サポネットをきっかけに改めて障がいのある方への差別解消について考えていければと思います。

【平成28年度 第1回中央区部会活動報告】
平成28年5月24日(火)

今回の中央区部会では、主に事例検討と7月に行われる『第7回ちゅうちゅうネット研修会』について話し合いを行いました。事例検討では相談支援センターより、行動障がいのある本人に対し家族一緒の生活に限界を感じ、グループホームの利用へと進めていった相談支援経過とその中での課題点等について報告を行いました。本人が住むであろうグループホームで、そのホームに合った形での行動分析を行うことができないか、障がい者行動支援センター「か〜む」の方を招き、ご助言と共に事業についてのお話を伺いました。今後も同様なケースに直面した場合、ひとつの事業所で抱え込まず、「か〜む」や基幹相談支援センター等を含め、関係機関との連携を密に行いながらその方に適した必要なサービスを選択・活用しながら支援を考えていこうとの結論に至りました。 中央区部会では新しい顔ぶれも増えました。更なる横の繋がりを深めていきながら、相談員一人ひとりのスキルアップを目指し、活気ある区部会となるよう努めていきます。

【平成28年度 第1回城南区部会活動報告】
平成28年5月17日(火)

今回の城南区部会では、城南区のネットワークの構築について、城南サポネット、城南そうだんねっとの2つの活動計画について確認を行いました。城南サポネットは区内事業所から委員を募り、実行委員会形式で進めています。今年度のテーマは権利擁護や支援の振り返りとし、第7回(6月15日開催予定)では差別解消法を取り上げることなどを委員より報告していただきました。また、城南そうだんねっとでは今年度も4回の開催を考えており、情報交換や事例検討などを主に取り組んでいくことを確認しました。なお、事例については以前に区部会で取り扱った2事例について再度検討を行い、福岡市地域生活支援協議会の事務局合同会議にあげて地域課題としていくことを確認しました。

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